パッケージの使用感等を除き、再生その他の支障はありません。ポストカードが付属します。
- 監督 : ティム・グラバム/ジャスパー・シャープ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 21 分
- 発売日 : 2018/10/27
- 出演 : マーク・プラグネル, ヘザー・バーネット, ブリン・デンジャー, ティム・ブーン
- 言語 : 英語 (Dolby Digital 2.0 Stereo)
- 販売元 : 紀伊國屋書店
粘菌―脳も神経も持たないが、変形菌とも言われる通り、いくつもの変身を遂げ、外的刺激が与えられると複雑で特異な論理的行動を起こす、美しき生きもの。
本作は、この動物とも植物とも思えぬ、菌類でもない生物が、いかに様々な色や形へ姿を変えるか、その内部でどのような反応が起きているのか、
そして最短距離で目的地へと向かう判断のシステムとは何かなど、多くの謎に迫った驚異のサイエンスドキュメンタリーである。
世界でも珍しい粘菌好きの国・日本のファンが待望していた作品が遂にDVDで発売!
【あらすじ】
粘菌の正体とは何か?
二人のイギリス人映画作家・評論家による粘菌の魅力に溢れた異色のドキュメンタリー。
見るものを知の探究の旅へ、美しき未知の世界へと誘う。
また粘菌の行動から生まれるネットワークが、コンピュータや人工知能、ウェアラブルデバイスなど、テクノロジーへ与える影響についても紹介。
粘菌が生息する環境(主に朽木や枯死植物)、姿を変え成長するライフサイクル(変形菌とも言われる)、
粘菌と芸術活動との関係(粘菌によるパフォーマンスや粘菌プログラムによる音楽)など、多岐にわたるテーマからアプローチされてゆく。
日本映画への造詣に深い二人の監督とともに、サウンドトラックで参加したのは、ロックバンド「ソニック・ユース」のメンバーだったことでも知られるジム・オルーク。
その浮遊感のある無調の音楽が、催眠的かつ有機的映像体験を生んでいる。
※昨年12月には本作の両監督によって書かれた書籍
『粘菌 知性のはじまりとそのサイエンス: 特徴から研究の歴史、動画撮影法、アート、人工知能への応用まで』(ジャスパー・シャープ、ティム グラバム著 監修:川上 新一/発行:誠文堂新光社)が日本語翻訳され発売。
同書は粘菌研究の歴史と現在の環境など映画の詳細な解説となっており、同時に映画の成り立ち、製作過程や撮影方法、メイキング・インタビューが記載されている。
◆ジャスパー・シャープ:作家、映画評論家、映画歴史家。国際的に知られる日本映画の専門家で、日本映画ウェブサイト「MidnightEye」の設立者兼共同編集長。菌類の熱心な研究家でもある。
◆ティム・グラバム:映画制作者、ビジュアルアーティスト、アニメーター。20年以上、短編映画を監督。日本のサウンドと哲学を感性豊かに描いた初長編「KanZeOn」(2011)が世界の映画祭で上映され話題となった。
【封入特典】解説/ポストカード
【映像特典】
◎バイオ・コンピュータ・ミュージック
◎モジホコリの食習慣(※英語字幕あり)
◎ショートフィルム『ミルク』『腐敗』『パラミュージカル・アンサンブル』
◎アンジェラ・メレによる粘菌イラスト
◎菌類標本の収集
◎予告編
※映像特典の日本語字幕はありません。
【スタッフ・キャスト】
監督:ティム・グラバム、ジャスパー・シャープ
撮影:ティム・グラバム
音楽:ジム・オルーク、Woob
編集:ティム・グラバム
調査・インタビュー:ジャスパー・シャープ
プロデューサー:ティム・グラバム、ジャスパー・シャープ
キャスト:
マーク・プラグネル、ヘザー・バーネット、ブリン・デンジャー、ティム・ブーン他