他にも数種類出してますので良ければご覧ください。
裁ち鋏の職人(東鋏)が作ったシザーになります。
東鋏会で製作したのは1人だけでミズタニの元工場長も修行をしていました。
本業とは違う為、裁ち鋏の人には作れないよ という業界からの声でしたがステライト製の鋏も作っていたので問題なくできたようでした。
いざ仕上がると質が良く驚いていたようです。しかしシザー業界はブランドが確立され入る隙間が無く、製作の際もほぼ出来上がった状態を元請けから提供され(画像8枚目)
他と差を出すのは磨きが大半で加工するだけなので鋏鍛治というより見た目の磨きを重視し過ぎるためモヤモヤしていたようです。
国内でも数十本流通しましたが、安く物が良かったため作って欲しいと要望が多かったですが上記理由により出回っていません。
取引先はアメリカの某ペットシザーブランドだけに卸していました。
質が良く数年に一度は来日してたそうです。
数千丁は作ったそうでしたが本業の裁ち鋏が忙しくなり、単価が高いシザーの方が儲かるも断念した経緯があります。
アメリカ仕様のため鋼が比較的珍しく、5〜8インチまでは銀紙三号 9.10インチはスウェーデン鋼 を使用しています。
全体の太さからもペット向きだと思います。
焼き入れはサブゼロ処理。
自社で焼き入れ磨きをしています。大手でも焼き入れ磨きを三条に外部依頼が多いのではないでしょうか。
国内なら5.5インチで数万はする代物です。
シザーは10年前に辞め、裁ち鋏自体も廃業しています。
職人と仲良くしていただいてる中で、「在庫があるんだけど残しても捨てるだけだから、投げ売りはしたくないけどまずは原価(材料費+工賃)を少し下回るくらいにして価値がわかる人が買えば、またリピートして本来の値段に上がるのを期待しましょう」
ということで何種類かお試して預かり出品しました。
職人は高齢&ネットに疎いため直接連絡されても困るため職人名は伏せさせてください。
東鋏職人の伝統工芸士が作ったシザー。
未使用ですが10年前の品のため画像から状態を判断してください。
よければ感想も頂けたら職人も嬉しいとのことです。
(2024年 5月 5日 22時 03分 追加)
スウェーデン鋼
149.4g