THORENS TD 125 MK II 正常動作品です。少し整備をしています。
外観はキャビネットのやれ感がありますが概ね良好。使用上の問題はありません。
動作は良好で回転は安定しています。
ベルトは交換後一年以上経過していますが伸びてはおらずゆるくなってはいません。
回転時のプラッターのブレは皆無です。スピンドルのシャフト軸受とも機械の状態は良いです。
オイルを新しくしましたが軸と軸受の環濠はよくプラッターが沈み込むまで時間を要し、正常な状態です。
中古で購入後約2年使用してきましたが趣味の在庫減らしのため放出することにしました。
TD124の後継機だけあってターンテーブルの機械的クオリティーは高いと思いますし
オーソドックスなベルトドライブとICをミックスしたシンプルかつ必要十分な電子回路を投入した制御回路に加え16極シンクロナス型モーターの組み合わせは大変好ましいものだと思います。 また何と言ってもメンテナンスが行いやすい構造となっていてシンプルで良くできた構成は個人的には非常に好きなターンテーブルなので現在も複数台使っております。
また当時のEMT928のベースとなっているなどターンテーブルとしてのトータルの完成度も高い製品ではないかと思います。なぜか評価が低いのは非常によく売れたため中古市場に出る数が多いからではないかと思っていますが海外では非常に高く評価されており価格も非常に高いですし THORENSの常でベルト他純正サードパーティーを問わず 部品の供給が今だにあるので維持管理が行いやすいのも利点ではないかと思います。
余計な話が長くなってしまい失礼いたしました。
本製品は中古で購入しここ2年くらい使ってきました。動作上問題はありませんでしたがモーター駆動回路の電源用の電解コンデンサー2個を去年 ELNAの新品に交換メンテナンスています。(画像参照)。この部品は一度もメンテナンスされていなければ必ずリークしていずれ動作に不具合が発生しトラブルとなりメンテナンスを要しますので故障予防を兼ねて交換しております。また基盤のハンダやワイヤーのハンダを全体の確認とともに補強などを行っております。自分が長く使用するつもりでそれなりにこだわってメンテナンスしています。
速度調整ほかターンテーブルの機能に問題はありませんからすぐ快適にお使いいただけると思いますし、今後当分の間ノートラブルでお使いいただけると思います。スピンドルオイルは新しく適量を入れてインナープラッターを装着したままプラッタを少し浮かせて発泡スチロールでクッションをしき固定した状態でお送りしますので開墾時にクッションを取り外してからベルトとアウタープラッターをセットしてお使いください。アウタープラッター(レコードが乗る部分)は外して厳重に別に梱包し 他の部品とぶつかってダメージなどが出ないようにして同梱いたします。 またついでに英文の取扱説明書とメンテナンス手順書(自分がメンテナンスをするために過去に入手したもののコピーを同梱しておきますので何かの参考にしていただけましたら幸いです。
ご覧の通りアームベースはSME 3009 用の取り付け穴が空いております。お手持ちのSME3009系をそのままお使いになるかSMEベースにそのままマウントできるスライド式のでオルトフォン用アームベースやREGAアームなどが搭載できる汎用ベースや国産アームなどを取り付けられる汎用アームベースがサードパーティーから出ていますのでそういうものでも良いのではないかと思います。
STAX UA7などのように上からねじ止めであれば工夫すればそのまま容易にマウントできますし
FRやAUDIO CRAFT(一部軸が太いものは加工が必要かもしれませんが)、サエクなど 上下から挟んで大きなワッシャーを介して締め付けて固定するタイプのアームなら大抵はそのまま搭載可能だろうと思われます。もちろん長穴部分は隙間が空くことになりますが 気にしなければ問題なく私は自分で使うときはそのようにして使うことが多いです。
どうでも良い話で恐縮です。
SME アームを乗せる場合 3009 S2のように真下からアームコネクターを刺すタイプですと底板と干渉しますから底板を外してゴム足だけにすれば問題ありません。3009 S2 impのように同じコネクターでも横向きに出るタイプは底板に干渉しませんのでそのまま取り付けてケーブルだけあらかじめ空いている長穴から出せばOKです。
ダストカバーは当時 別売りのオプションでしたのでついてないものも多いですが、これもダストカーバーはついておりません。カバーのような余計なものは ターンテーブルが動いているときは当然ない方が良いので 私は別のカバー付きTD125では 使わないときはカバーを上から被せて置いておくだけにしておき 使うときはカバーごと取り去って別の場所においてカバーなしで使っています。
これもどうでも良い話で恐縮ですが。
このTD125 M MK II は動作上問題のない品ですので、その点は安心してお使いいただけると思います。ベルトやプーリーは手の脂などがつくと回転中に滑って外れたりすることはTD 125やLINN LP 12などではよくありますので手脂がついたりしたときはアルコールなどでベルトとプーリーを清掃してからセットして外れないようにサポートしながらスイッチを入れて数秒間回転させてベルトの動作が安定して外れないことを確認後にアウタープラッターを取り付けてお使いください。
これも余計なことですが少し気を使う部分もあり、慣れていないと戸惑うこともあるかもしれず余計なこととは思いつつ書かせていただきました。当方趣味人であり 技術者でしたのでアンプ他 大抵のものは自分でメンテナンスをして使いますので 自分が納得しないものは使いません。その点はメンテナンスの内容も含めて実施した内容や気がついたことは全て記載させていただいていますのでその点は信用いただけるのではないかと勝手に思っております。到着時の動作は保証いたします。ヴィンテージものですのでしばらくして動作がおかしいようなことが万が一あった場合は解決の協力は惜しみませんが 偶然部品が不良であった場合など保証の限りではないことをご承知ください。また到着時に破損しないように外して送るべき部品アウタープラッターは外してターンテーブルが壊れないように十分に緩衝材を入れ厳重に別梱包し出荷いたしまして 運送時のトラブルが起こらないように厳重に梱包し通常運送において問題がないように配慮してお送りいたしますのでその点はご安心ください。。 よろしくお願いいたします。