【春のコレクション】【ex.W.&A.Cook】【コレクター放出品】ブラジル カルナイバ地域 金緑石古典大結晶/クリソベリル 鉱物 標本 宝石原石の落札結果 中古
【春のコレクション】【ex.W.&A.Cook】【コレクター放出品】ブラジル カルナイバ地域 金緑石古典大結晶/クリソベリル 鉱物 標本 宝石原石の商品画像
【春のコレクション】【ex.W.&A.Cook】【コレクター放出品】ブラジル カルナイバ地域 金緑石古典大結晶/クリソベリル 鉱物 標本 宝石原石の商品説明
今週は春の雰囲気が漂う品質の優れた鉱物を揃え、【春のコレクション】特別出品を行います。
サイズ：約21x15x15mm
重量：約33カラット
産地：Carnaba mining district, Pindobau, Bahia, Brazil.
ブラジルのカルナイバ鉱区からの得難いネオンカラー濃色金緑石の古典宝石大結晶、宝石質金緑石の流通するほとんどの10カラットを下回る個体を遥かに超え、なんと33カラットに達したぎっしりとしたシャープな宝石質大結晶は金緑石の中でも極めて得難く、まるでシシリー島産硫黄結晶のイメージがするようなネオン感を帯びる濃厚な金緑の色合いに均一に満たされ、次元の違う金緑石の古典宝石大結晶のファインサムネイルコレクションです。アメリカの著名コレクターであるクック夫婦のコレクションから引き継いだ古い標本、ウィリアム・クックは結晶学者で、アメリカの電気光学企業であるクリーブランドクリスタルズ社の創設者の一人、妻のアン・クックは中西部鉱物学会連盟の会長を長年務め、夫婦お二人は古典鉱物、特に通常の標本市場に流通しない希産鉱物を長年熱心に集め、ご夫婦が大事に保管したブラジルで採掘された変哲もない標本から新しい鉱物が検出され、その功績を称えるためこの新種ベリリウム鉱物を二人の名前にちなんでウィランクッカイトに命名され、科学とコレクティングの両方面から鉱物界に大きく貢献した方々です。最初に注目すべき、市場に流通する金緑石のほとんどの10カラットを下回る薄板状個体を遥かに超え、なんと重量約33カラット、厚さ1.5センチに達したぎっしりとした大結晶個体です。金緑石の典型的な双晶産状がシャープに保存され、エッチング痕が若干確認できる結晶面に強烈な硝子光沢が走り、短波UVライトで結晶の表層部に青白い弱蛍光が浮かび上がります。標本の最大の特徴、このサイズと厚さに達した金緑石の結晶標本にして見事なクラリティを持つ宝石質は結晶のほぼ全体に広がり、さらに褐色やオリーブ色など彩度の控えめの色調がよく確認できる金緑石の中でもほぼ見かけのなく、まるでシシリー島産硫黄結晶のイメージがするようなネオン感を帯びる濃厚な金緑の色合いに均一に満たされています。最も特筆すべきことはやはりこの金緑石にして稀なサイズに達した個体にもかかわらず、標本のほぼ全体は宝石結晶に相応しい透明度とシャープな形態、極めて濃厚なネオンカラーにまとまり、次元の違う金緑石の古典宝石大結晶のファインサムネイルコレクションです。オリジナルラベル二枚が付属致します。
ブラジルの東南部に跨る巨大なペグマダイト地域は約6億年前、原生代後期に発生したゴンドワナ超大陸の合体過程で形成され、現在のアフリカ大陸中南部の基盤を作るコンゴクラトン（クラトンとは古い陸塊のこと）と現在のブラジルのバイア州、ミナスジェライス州、エスピリト・サント州に当たるサン・フランシスコクラトンの衝突によるアラスアイ造山帯に沿って分布します。ほぼ同じ緯度に位置するバイア州の南部とミナスジェライス州東北部から始まり、エスピリト・サント州を経てリオデジャネイロ州まで約150,000平方キロメートルを跨り、EBPP(Eastern Brazilian Pegmatite Province)と呼ばれるこの広大なペグマタイト地域が広がっています。EBPPのほとんどを占めたミナスジェラス州に対して、鉱脈の起点に位置するバイア州の鉱物産地は比較的に少ないが、ピンクトパーズやピンクユークレース、灰電気石を産出するブルマド地域、産状優美な緑柱石結晶産地グアラティンガ地域やエメラルド、金緑石やアレキサンドライトの産地であるカルナイバ鉱区など、いずれも名高い銘品鉱物産地として知られています。バイア州のジャコビナ山地に位置するカルナイバ地域(画像9)は1965年にエメラルド鉱床が発見され、たちまちエメラルド・ラッシュとなり、国中から無数の鉱夫が押し寄せて一大鉱山町が出現しました。しかし、具体的な採掘計画がなく、10年もない採掘活動で鉱区に複数の深度150メートルを超えた垂直立坑ができ(画像8)、坑水や地下湧水の問題で採掘が次第に難しくなり、1980年代に入ると採掘量が激減、現在はほぼ産出のない保留鉱区になっています。一般的なペグマタイト鉱脈に存在しないエメラルドは発色要因であるクロムとバナジウムが珪酸分に富むペグマタイトなどの酸性岩に少なく、珪酸分45%以下の超塩基性岩に多く含まれるため、一般的なエメラルド鉱床は酸性岩脈と超塩基性岩の接触による変成作用で形成され、ペグマタイトの内部よりも周辺の変成帯から多産します。金緑石も同じ理由で周辺の変成帯から産出し、カルナイバ鉱区やウラルの鉱山からエメラルドと同時に金緑石やアレキサンドライトが採掘される原因もここにあります。こちらの標本はカルナイバ鉱区からの得難いネオンカラー濃色金緑石の古典宝石大結晶、宝石質金緑石の流通するほとんどの10カラットを下回る個体を遥かに超え、なんと33カラットに達したぎっしりとしたシャープな宝石質大結晶は金緑石の中でも極めて得難く、まるでシシリー島産硫黄結晶のイメージがするようなネオン感を帯びる濃厚な金緑の色合いに均一に満たされ、次元の違う金緑石の古典宝石大結晶のファインサムネイルコレクションです。アメリカの著名コレクターであるクック夫婦のコレクションから引き継いだ古い標本、ウィリアム・クックは結晶学者で、アメリカの電気光学企業であるクリーブランドクリスタルズ社の創設者の一人、妻のアン・クックは中西部鉱物学会連盟の会長を長年務め、夫婦お二人は古典鉱物、特に通常の標本市場に流通しない希産鉱物を長年熱心に集め、ご夫婦が大事に保管したブラジルで採掘された変哲もない標本から新しい鉱物が検出され、その功績を称えるためこの新種ベリリウム鉱物を二人の名前にちなんでウィランクッカイトに命名され(ウィランクッカイトについて：https://www.mindat.org/min-46739.html)、科学とコレクティングの両方面から鉱物界に大きく貢献した方々です。アーケンストーンのギャラリーにてクックコレクションが目の前に展開する時、ご夫婦は生涯をかけ鉱物を楽しむ純粋なコレクターであることを自然にわかります。なぜならそのコレクションに市場の流行にとらわれず、コレクション番号が示したように鉱物ごとに原種、亜種、希少産地、希少産状をできる限り揃えた系統樹のような集め方で、一点物となる極めて希少で特異的な産状を持つ標本も少なくなく、ご夫婦の鉱物への熱情に敬意が溢れます。最初に注目すべき、市場に流通する金緑石のほとんどの10カラットを下回る薄板状個体を遥かに超え、なんと重量約33カラット、厚さ1.5センチに達したぎっしりとした大結晶個体です。金緑石の典型的な双晶産状(画像2,3,5)がシャープに保存され、エッチング痕が若干確認できる結晶面に強烈な硝子光沢(画像1,2,4,7)が走り、短波UVライトで結晶の表層部に青白い弱蛍光が浮かび上がります(画像6)。標本の最大の特徴、このサイズと厚さに達した金緑石の結晶標本にして見事なクラリティを持つ宝石質(画像3,4,7)は結晶のほぼ全体に広がり、さらに褐色やオリーブ色など彩度の控えめの色調がよく確認できる金緑石の中でもほぼ見かけのなく、まるでシシリー島産硫黄結晶のイメージがする(画像4,7)ようなネオン感を帯びる濃厚な金緑の色合いに均一に満たされています。最も特筆すべきことはやはりこの金緑石にして稀なサイズに達した個体にもかかわらず、標本のほぼ全体は宝石結晶に相応しい透明度とシャープな形態、極めて濃厚なネオンカラーにまとまり、次元の違う金緑石の古典宝石大結晶のファインサムネイルコレクションです。オリジナルラベル二枚が付属致します。
この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。
注意事項
※写真は白熱灯/UVライト環境で撮影しております。
※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。
※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。
※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。
※台座やミネラルタックは付属しません。
不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。
（2024年 4月 15日 17時 03分 追加）
専用展示台も付属致します。
オークション情報 中古
| 落札価格 | 36,500円 |
| 入札件数 | 56件（ |
| 商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
| 発送方法 | おてがる配送ネコポスなど |
| 発送地域 | 京都府 |
| 終了日時 | 2024年4月21日 23時03分 |
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| オークションID |
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