種名:Redlichia takooensis
時代:古生代カンブリア紀
産地:Emu Bay Shale, Kangaroo Island, Australia
バージェス頁岩と同等の入手難易度を誇るエミュー・ベイ頁岩のレドリキア・タコエンシス、その極めて大型な個体の完全体です。
オーストラリアのカンガルー島はカンブリア紀の生物が豊富に産出し、その重要性はバージェスや澄江と同等です。
アノマロカリスに複眼があることや三葉虫に共食いの痕跡があったことは、この産地で見つかった化石から判明しました。
オーストラリアは現在化石の輸出を禁止しており、おまけに極めて重要な産地のため厳重に管理されています。
新規の入手が不可能で、規制前に国内もしくは米国など第三国に入ってきたコレクションしかアクセスできない状況は、バージェス頁岩の状況と似ています。
こちらのタコエンシスは完全体であることに加え、全長が18センチを超す超大型個体です。
私の所有する中で最大の三葉虫でありますが、信じられないことにブラックライトを当ててみても、反応は尾部のごくわずかな部分を除いて反応がありませんでした。接着はされていますが、肉眼ではつなぎ目がどこにあるかほとんど見分けがつきません。
母岩の表面にはもう一匹の部分化石が確認でき、裏側には無数の軟体部の痕跡と思われる化石が残っています。
長年カンブリア紀の三葉虫を収集してきたコレクターにとって、間違いなくマスターピースになるべき化石です。
極めて優れた標本のため、積極的に販売するつもりはありません。予告なく取り下げる場合があります。
同等品の再入手は不可能だと思います。ぜひご検討ください。