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ウェッジウッド
「コロンビア」パウダールビー
金貼って知ってました?今更に驚いた
グリフォンを金で鋳て貼る。類を見ぬ工程
追随許さぬ最高級品からシリーズ化
金貼を見逃すほどの完璧な細工
パウダールビーに金貼がマッチ。渋い輝き
最長不倒を記録した最高級ウェア
★送料は全国無料。クロネコヤマト便でお送りします。
★常時10点そこそこを出品。まだ少数ですがフィギュリンも出品中(アンティーク、コレクション > 工芸品 > 陶芸 > 西洋陶磁 > ロイヤル・ドルトン)
★込み入ったご質問やお問い合わせは次のアドレスへメールしてください。(freeway@deluxe.ocn.ne.jp)
驚きましたね私。ウェッジウッドの「コロンビア・パウダールビー」がウェッジウッド史上最高に高額なパターンである事は知っていました。こんな高額商品には縁が無いと資料も見ぬふりで来ました。
縁あってというか。今回パウダールビーのトリオを取り寄せ、パッと見て魂消ました。パウダールビーの塗の上に繊細な紋章を手描きしたからその手作業が大変で高額になったんだろう。そうじゃなかった。
カップ正面と後ろ中心に金彩されたと思っていたグリフォン(神獣)にはしっかり厚みがありました。18金なのか22金なのかは知りません。金で作った板状のグリフォンが貼ってある。
ソーサーにも17cmサイドプレートにも、パウダールビーの塗りのボーダー状にカップより少し薄そうな金の紋章を貼ってある。
下流老人の出品者は数えてみましたよ。カップに大2枚。
「パウダーグリーン」も作られていますがこちらは短期の販売で済んだようで、取り寄せ先のUSAの未使用品専売店のリストの写真も外されている。もう相当昔から在庫はなく、「パウダールビー」のみが1920年から1999年までの長きに渡って作られてきた。
しかし果たしてずっとずっと作られてきたんでしょうか。高度な手作業、しかも金貼となると時代を長く経て増産するというのは困難です。出品者は1920年に沢山作り、その都度その時期のバックスタンプを印刷して延々と売り続けた。高額だったからそうそう売れたとは思えない。しかし延々と売ることで常に「世界最高のディナーウェア」としてのシンボルとして掲げ続けることが出来た。
1920年当時、ウェッジウッドは落ち目だった。1950年からピーター・ウォールと女流のミリセント・タプリンを率い、デザイン大増産と転写で若者にも買えるウェアを増産してウェッジウッドを再興、「世界一」へ導いたヴィクター・スキレーン。
彼は1934年に若干25歳で最高責任者「アート・ディレクター」としてウェッジウッドに正式雇用されています。
それ自体異例の抜擢だが、驚くべきことに彼はウェッジウッドが通わせた美術学校の8年間、独り立ちのアーチストとして憧れの先達、トーマス・アレンの「郭公」を手描きで各色シリーズを一人で仕上げ、アレン作の「リー」を復活しています。
自身の考案である「クーペ」やより古くから対米輸出用カップであった「ピオニー」などありとあらゆるカップを活用するようになります。
十代の見習い職人の天賦の才を発見したのが当時のアート・ディレクター、ジョン・グッドウィン。彼がスキレーンを見出し、彼に特別の少量生産のバックスタンプを与えたりして、思う存分手描き作品を作らせた。スキレーンの事を書くと終わりがなくなるので端折ります。
貴石を磨り潰してパウダー顔料にするというのはもっと昔から行われていた。クラウン・スタッフォードシャーにもありました。ユーランダーがアメリカ大統領の晩餐会で使われた。しかし古いものはずっと色が落ち込み、どこが「パウダー」なのか分からないような代物。
若き天才にウェッジウッドの将来を託したグッドウィンは、顔料開発や来たるべき転写時代に備えた技法と転写を容易にする釉薬の開発などあらゆる課題を与えた。名を忘れましたが、スキレーンを助けるために制作現場の責任ディレクターに若者を抜擢支配しています。
この金貼の最高級コロンビアに塗られているパウダールビーは、スキレーンらが開発改良した「明るく」「貴石らしいつぶつぶがああ見える」新しいパウダーでした。
この最高級パターンを考案したのはまだ正式入社していない十代のあ幼年だと思われます。もちろん、ベテランのディレクターであるゴールドウィンの号令なしには、制作現場は動かない。職人たちに少年の天賦を見せつけるためにずっと一人で居るジナルの手描き製品を作らせていたのでしょう。職場に天才の作業を見せつけるのがグッドウィンの思惑であった。
これだけ期待され、育成されたスキレーンは1965年に病に倒れ世を去るギリギリまで働きに働いた。誰かさんの言う「働いて、働いて」なんか、弱い、弱い。
1920年始まりは実はもう数年遅いのが正確かもしれません。しかしゴールドウィンとスキレーンが力を合わせてぶち上げた「復興の花火」出会ったことは確か。
金を使ったという点にも驚いたが、私めは金の値上がりや暴落にも全くの無縁であり、それだから値打ちだとはあまり感じません。感心するのは、ある程度近くから見ても、「描いてある」としか見えない見事な細工、クッツケ様です。現場の職人も他にない金貼ウェアということで、楽しい作業であったかもしれません。
スキレーン没後も1999年の旧ウェッジウッドの終わり近くまで売られたというのも凄い。いい話です。
この未使用トリオのバックスタンプは黒壺にゴールド文字、文字右肩にの1973年から1972年から1980年まで使われたタイプ。同時期新作の数多くのウェア、カップと共に船で英国から輸送され、卸商の倉庫に積んであったのを倉庫ごと買われた。取り寄せ先はそういう会社。倉庫会社だったんです。
25年くらいボツボツ描い続けて何のサービスもなかったんですが、どういうわけかメールでお誘いがあって、お好きなものを特別価格でと。閉店するわけではないようで。煽んなら普段買えないものをと。
このラッキーを皆さまに分かち合いたいと。ここのは新品扱いなので関税を取られます。+YAHOOの出品手数料をちょっぴり含む原価でご提供。如何?
トリオのサイズは次の通り。
「リー」のカップの高さ6.8cm、口径8cm。ソーサーの直径14.5cm。サイドプレートの直径は17.5cmでトリオの理想形。
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