■BELFAST MILLS■1920-30年代■アイリッシュリネン■10ヤード■ビンテージ生地37■の落札結果

新品

仕立屋へ預けていた生地を何点か追加で出品いたしました。

今週の出品分で終了いたします。
当方の不慣れ・不手際・素人出品にもかかわらず御入札・御落札頂いた皆様におかれましては、大変ありがとうございました。

以前に収集していたデッドストックのヴィンテージ生地を出品します。
他にも名作、希少獣毛、著名マーチャントの着分を出品しています。

自身で仕立てる想定でしたので、状態は特に注記ない限りは素人目に問題ないレベルとお考えください。
幅は特に注記ない限りダブル(1.5m前後)となります。
ノークレームノーリターンでお願いいたします。
多忙につき、ご質問頂いても回答できるかわかりませんが、ご了承ください。

BELFAST MILLS 10YARDS

以前出品のものと異なるタグのバージョンです。古き良き糸紡ぎの様子が描かれておりますが、実はミルといっても紡織だけでなく紡績(スピニング)から実質的に手掛けていたベルファストミルズの誇りが、この可愛らしいイラストには表現されています。

北アイルランドで栽培から紡績、紡織、フィニッシングまで行われていた時代のアイリッシュリネンとなります。
アイリッシュリネンを色々と研究していた際に入手した、大戦前当時の最大手ベルファストミルズによるデッドストックです。これらと同時期にベルファストの地で製造されていたのは、タイタニック号と姉妹船ブリタニック号です。当時は収穫した麻(フラックス)を池で腐敗させ繊維を取り出していました。最近のベルギーやフレンチリネンでは、そういう手間のかかることはしません。現行スペンスブライソンの名前だけアイリッシュリネンとは別物ですが、生地としての完成度はこの時点で既に圧倒的に高いため、アイリッシュリネンが固有名詞として独り歩きするのは非常に納得です。
100年前の生地ですが、そのままスーツにしても良いですし、お好きな色に染めて頂いても良いかと思います。ミイラを包むのにも使われる生地なので、それほど気を使わないのがリネンの利点です。

10ヤード 9.1m シングル幅 ウェイトは300-350g位です。