富士電子工業製のクォーツテスター、QT-100です。
時計修理で歩度調整に使うものです。
アナログ式クォーツに使用する電磁電場両用マイクロフォンと、デジタル式クォーツに使用する水晶振動子を直接捉えて日差測定可能な超音波マイクロフォンをお付けします。
写真のように通電、歩度測定テストは確認済みです。
古いものですので測定結果の精度まではわかりません。
表示はニキシー管となっております。最近流行りのレトロフューチャーの雰囲気のあるものです。
【ニキシー管】
1950年代に開発された、主に数字などを表示する放電管です。
真空ガラス管内に0~9の数字をかたどった電極が配線されており、電圧をかけることで電極周辺のガスがオレンジ色に発光します。
このガスの放電現象を用いることで、ニキシー管は数字を発光させていました。
当時のセイコー特約店に配布されたテクニカルガイドをお付けします。
こちらに前モデルのQT-99ですが、取り扱い方が記載されております。2つのマイクロフォンに関しても記載があります。大変貴重な資料です。