【初春のコレクション】【ex.D.Budman】【コレクター放出品】中国 東川地域産 球状べゼリ石/ベゼライト“Azur berries” 鉱物 標本 原石の落札結果 中古
【初春のコレクション】【ex.D.Budman】【コレクター放出品】中国 東川地域産 球状べゼリ石/ベゼライト“Azur berries” 鉱物 標本 原石の商品画像
【初春のコレクション】【ex.D.Budman】【コレクター放出品】中国 東川地域産 球状べゼリ石/ベゼライト“Azur berries” 鉱物 標本 原石の商品説明
今週は初春の雰囲気が漂う品質の優れた鉱物を揃え、【初春のコレクション】特別出品を行います。
サイズ：約25x18x12mm
産地：Dongchuan District, Kunming, Yunnan, China.
中国の東川地域からの球状べゼリ石の母岩付き標本、カナダのサムネイルコレクターであるバドマン氏から引き継いだファインサムネイルコレクションからの一点、母岩の上に乱雑に群生するほとんどのべゼリ石標本と一線を画し、べゼリ石の最も求める産状であるウルトラマリンの球状群晶集合体が無数晶出し、光を強く反射する無数の結晶の小面は球体の表面に天鵞絨のような滑らかで奇妙な光沢感を織り出し、不思議なアズールベリーたちのように春の道端で実るべゼリ石の非常に得難い球状群晶の極美母岩付き標本です。約2.5センチに達した標本はケースの中で大きくディスプレイでき、目の覚めるようなウルトラマリンに呈する群晶は強烈な存在感を放ちます。産地地質の特性と風化された二次鉱脈の表層部に生成する厳しい保存環境の原因によって産出された大量な付着物が混ざる皮膜状標本や微細な結晶が母岩の上に乱雑に群生するなど、産状の荒いほとんどのべゼリ石標本と一線を画し、ご覧の通りべゼリ石の最も求める産状であるウルトラマリンの球状群晶集合体が母岩から無数晶出しています。細かく見るとべゼリ石の結晶は中心点から四つの方向に渦巻くようなバランスで群生することで作られた球状産状が確認でき、光を強く反射する無数の結晶の小面は球体の表面に天鵞絨のような滑らかで奇妙な光沢感を織り出します。最も特筆すべきことはやはり産状、バランスの優れた標本は特に得難い鉱物種として知られるべゼリ石の最も求める球状産状で、不思議なアズールベリーたちのように春の道端で実るべゼリ石の極美球状群晶の母岩付き標本です。オリジナルラベル、専用展示台が付属致します。
中国の南部に位置する雲南省は大陸西南部に広がる造山帯の一部で、標高の高い西部のチベット高原をはじめとして、雲南、貴州高原から広西、広東省の低山丘陵地代に跨るこの地域のほとんどの部分は約2億年前の中生代までには海洋に覆われ、海底に石灰岩が大量に堆積されました。三畳紀からジュラ紀前期に発生した地殻変動によって堆積層が蓄積しながら隆起し始め、やがて南半球に存在したゴンドワナ古大陸から分離し北上したインド亜大陸とユーラジア大陸の衝突、つまり約5000万年前にのヒマラヤ造山運動が起こり、インド亜大陸とユーラジア大陸に挟まれたこの一帯が押し上げられました。雲南省は東部に隣接する広西チワン族自治区と同じ、温暖湿潤気候に属し、石灰岩の地層が豊富な降水によって浸食され、雲南のイ族自治県や広西の桂林市に奇妙なカルスト地形が広がり、石林とも呼ばれています。雲南省の省都昆明市の北部に位置する東川地域(画像8,9：鉱区と鉱山内部の風景)の銅鉱業の歴史は2000年前の漢の時代に遡ることができ、この地域の山道は長年通過する旅人や馬によって地表が削られ、輝く銅鉱脈が露出したことで発見されたという民間の伝承があります。火薬が存在しなかった漢の時代に地元の鉱夫は銅鉱石が存在すると思われる山体に火をつけた後に冷たい水で急冷させ、熱膨張と収縮の原理で巨大な岩を砕け銅鉱石を回収する原始的な採掘法が史書に記載されています。東川地域は前述の中国西南部に広がる海成相炭酸塩ホストの層状銅鉱脈タイプで、推定335万トン級の埋蔵量がある中国の六大銅山の一つとして知られています。近年にこの地域での研究活動が活発に行われ、東川地域を原産地とする鉛と亜鉛の燐酸塩鉱物である東川石や含銅東川石(https://www.mindat.org/min-56017.html)が新しく発見され、2021年にIMAに正式に承認されました。観賞用鉱物標本の世界において東川地域は希産燐酸塩鉱物であるべゼリ石の名産地として知られているが、前述のように現在進行中のヒマラヤ造山運動によって東川地域の地盤は持続的に押し上げられ、風化されやすい地表の近くに位置する二次鉱脈から産出される標本のほとんどの産状は非常に荒く、産状の整った標本は限られています。べゼリ石はハンガリーの鉱山技師であるアゴスト・ヴェゼリーが当時のオーストリア＝ハンガリー帝国領ルーマニアにて発見し、1874年に命名された銅と亜鉛の希産燐酸塩鉱物で、通常では銅や錫、亜鉛鉱床の風化帯から産出された皮膜状の群晶集合体が一般的な産状です。こちらの標本は東川地域からの球状べゼリ石の母岩付き標本、カナダのサムネイルコレクターであるバドマン氏から引き継いだファインサムネイルコレクションからの一点、母岩の上に乱雑に群生するほとんどのべゼリ石標本と一線を画し、べゼリ石の最も求める産状であるウルトラマリンの球状群晶集合体が無数晶出し、光を強く反射する無数の結晶の小面は球体の表面に天鵞絨のような滑らかで奇妙な光沢感を織り出し、不思議なアズールベリーたちのように春の道端で実るべゼリ石の非常に得難い球状群晶の極美母岩付き標本です。約2.5センチに達した標本はケースの中で大きくディスプレイでき、目の覚めるようなウルトラマリンに呈する群晶は強烈な存在感を放ちます。産地地質の特性と風化された二次鉱脈の表層部に生成する厳しい保存環境の原因によって産出された大量な付着物が混ざる皮膜状標本や微細な結晶が母岩の上に乱雑に群生するなど、産状の荒いほとんどのべゼリ石標本と一線を画し、ご覧の通りべゼリ石の最も求める産状であるウルトラマリンの球状群晶集合体が母岩から無数晶出しています。細かく見るとべゼリ石の結晶は中心点から四つの方向に渦巻くようなバランス(画像1)で群生することで作られた球状産状が確認でき、光を強く反射する無数の結晶の小面は球体の表面に天鵞絨のような滑らかで奇妙な光沢感(画像1,3,5,7)を織り出します。最も特筆すべきことはやはり産状、バランスの優れた標本は特に得難い鉱物種として知られるべゼリ石の最も求める球状産状で、不思議なアズールベリーたちのように春の道端で実る(画像3,4,5,6)べゼリ石の極美球状群晶の母岩付き標本です。オリジナルラベル、専用展示台が付属致します。
この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。
注意事項
※写真は白熱灯環境で撮影しております。
※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。
※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。
※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。
※台座やミネラルタックは付属しません。
不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。
オークション情報 中古
| 落札価格 | 38,000円 |
| 入札件数 | 25件（ |
| 商品の状態 | 目立った傷や汚れなし |
| 発送方法 | おてがる配送ネコポスなど |
| 発送地域 | 京都府 |
| 終了日時 | 2024年3月24日 22時58分 |
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