| 商品説明 |
| 朝鮮日々記・高麗日記・秀吉の朝鮮侵略とその歴史的告発/北島万次/定価6000円/第一次朝鮮侵略・日明講和考考証とその破綻・第二次朝鮮侵略
1982年 407P 部数は少なそうです資料用にもいかがでしょうか。
あとがき
鍋島直茂の家臣田尻鑑種の「高麗日記」と出あったのは一九六四年の夏であった。成立期佐賀藩の総合研究 的に、佐々木潤之介氏らとともに佐賀県立図書館で史料採訪をおこなったさい、私は「田尻家譜」のなかに収 れている「高麗日記」をみた。興味ぶかくその「日記」を一読した私は、秀吉の朝鮮侵略についても知られざ 面があるものだと思いながらも、それについての研究はあとまわしにすることとした。
成立期佐賀藩の総合研究のなかで私自身がたてた研究テーマは、豊臣政権に包摂される直前の九州における 動乱の政治史をとらえることであった。その研究はやがて「天正期における領主的結集の動向と大名権力ー肥前 筑後の場合―」(『歴史学研究』 四〇〇、一九七三年)としてまとまったものの、この時代の歴史の変動全体を展望 る論理を欠いていた。それはこれまで多くの研究者によって指摘されていたことであったが、秀吉の全国統一が 外侵略を標榜しながらおしすすめられており、それ故に戦国動乱の止揚・秀吉の全国統一・対外侵略を一体とし とらえることの必要性であった。 これを史料操作をするなかで身をもって感じた。そこで「史料紹介・解題、 艦種の『高麗日記』」(『歴史評論』二七九、一九七三年) を 「天正期における領主的結集の動向と大名権力」と同時 発表したのである。
お好きな方、お探しの方いかがでしょうか。
外箱傷、小汚れ、ややしみ。本体は経年並みです。ご理解の上、ご入札ください。
もちろん読む分には問題ありません。492493新 |
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