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コレクションされているお客様よりの一部をお預かりいたしました。
ダービー窯は現在「ロイヤル・クラウン・ダービー」として知られる英国を代表する窯の源流と言える存在です。1740年代アンドリュー・プランシェなる人物がダービーの地において制作をはじめ、1756年に正式にダービー社として設立されました。
その後高品質の食器を製造していたチェルシー窯の買収（チェルシー・ダービー窯）し、さらにボウ窯の買収（1770 年）など、拡大する一方で優れた製品を制作・提供を続けていました。１７７３年、国王ジョージ3世（在位：1760年―1820年）認められ「クラウン・ダービー」と名乗りました。
1848 年に窯は一旦閉鎖されましたが、残された職人たちが工房を運営を続けており、その工房をもとに 1876 年新会社を設立が設立、1890 年、ヴィクトリア女王より王室御用達として認められ、「ロイヤル・クラウン・ダービー」と名乗り、これが現在にまで続く磁器製造窯となったのです。 本作は１７８０‐９０年頃に作られた「ダービー窯」ブランドのティーボウルで、今となっては貴重な作品と言えるでしょう。ボウル、ソーサーともに凹凸感の小さい細かなトルネード風の縦縞のフルート装飾に造形され、絵付けも金彩の茎葉にピンク色と青色に彩色された小花ボウル、ソーサーともに描かれています。シンプルな絵付けですが、これによりダービー時代の優れた白磁の美しさを味わうことができます。白磁の素材の詳細は不明ですが軟質磁器かもしれません。
コンディションは良好で視認できる範囲でイギリス窯によく見られる細かな貫入は見られません。まるでマイセンなどカオリンを含んだ素材のように白度も十分あります。ただ焼成前に付着したであろう大き目の不純物がソーサーの口縁裏側に２カ所そのままの状態で焼き上げられています。釉薬もその上からかけられているので、当時の職人たちはあまり細かいことをきにしていなかったのでしょうか。珍しい窯傷として、本作の個性として許容するべきと思います。この他にポツ、擦れ傷、ボウルの口縁内側を中心に金彩の擦れ剥がれがありますが、１８世紀のイギリス窯の作品としてはまずまずの状態を維持していると思います。大陸系の蒐集家でも納得のいくコレクションとなる出来栄えです。
状態
作品の性質上、経年による自然な古色やスレなどはありますが、 特に気になる欠損などはなく、お喜びいただけるものだと思います。
時代の有るお品で有ることをご理解頂き、詳細画像をご確認のうえご入札をお願い致します。
サイズ（ｃｍ）
ティーボール
幅 8.3
高さ 5.4
ソーサー
幅 13.2
高さ 2.8
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(北海道・沖縄・離島ゆうパックになります。)
土、日、祝祭日に入金分頂いた分の発送は翌平日になる可能性があります。お急ぎの方はご連絡ください。
店舗でのお受け取りも可能です。
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数々のオークションの中、ご覧になっていただきありがとうございます。
浅草寺のお膝元より日本全国へ古美術骨董をお届けさせていただきます。
神地古美術の高橋と申します。
弊社で買取させていただいていた商品を出品いたします。
様々な商品がありますので掘り出し物を見つけてください。
外国から見た日本の素晴らしい技術をテーマに出品し日本の誇る名工による逸品を紹介できればと思っております。
まだまだ未熟なので間違っていることがあるかもしれませんがその時は、ご指摘いただければと思います。
商品に移っている備品は含まれておりません。解りずらい時にはご連絡ください。
出品中の商品を実際にご覧になりたい場合は、
info@goujikobijyutu.com へご連絡ください。
不定期ですが、平和島骨董市、美術in高岡テクノドーム、名古屋骨董フェスタ、京都アンティークフェア、福岡アンティークフェスタなどへ出店しております。お逢いできたら声をかけていただければと思います。
また、国外への出張が多いため出品は不定期ですので、是非フォローしていただければと思います。
https://www.goujikobijyutu.com
国際種届出番号 S-3-14-00349
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