仕様:1996年製Greco GPV-580ネックです。
Greco GPシリーズの派生モデルであるGPVシリーズのネックです。
現代風なテクニカルタイプのギターがGP系だとすると、GPV系はトラディショナルな外観に最新のテクノロジーを融合させたようなシリーズわけになっています。
ですので、スケールはつば出し22Fのレギュラースケールにストレートヘッド、ナットもロックナットなしのボーンナットになっています。
このGPVシリーズ4機種ありますが、その中でこのGPV-580だけがメイプル指板ネックになっています。
カタログを見てもメイプル指板となっていますが、この個体はメイプル1ピース構造になっています。
ヘッド、およびネック裏はグロスフィニッシュではなくアンバーが生地着色されたナチュラルフィニッシュになっています。
オーソドックスで結構使いやすいネックですが、ジョイントはGreco特有のトライアングルカットジョイントという変形プレート4点止めです。
製造はもちろんフジゲンです。
時代的にもメイプル指板モデルはかなり希少であると思います。
スペックは
レギュラースケール(648ミリ)、つば出し22フレット。
仕様はハードメイプル1P。
グリップはやや薄めのUグリップ。
指板のラジアスは305R。
ペグはビス穴斜めだしののロトマチックペグ対応です。
ジョイントはトライアングルカットジョイント4点止め。
サイズ:ネックエンドのサイズは幅56.6mm、厚さは26.0mm(フレットは含みません)、ナット幅は42.4mmです。
コンディション:メイプル指板ネックということで元々使用感や経年感が生じやすいこともあり、全体的にやや使用感があり、指板に傷、フレットに段減りがあります。
ヘッド:小傷程度でひどいダメージはないです。
指板:写真に載せましたが11F部分に傷があります。
フレット:段減りが見られ、やや大き目のフレットでローフレ部が6割から8割、ミドル部位が5割から8割、ハイフレが7割から9割の残です。
特に6Fから14Fの2弦から4弦部に減りが見られ、傷を消すためにここだけすり合わせたのかもしれませんが上手ではありません。
ネック裏:細かな傷が少々ある程度で程度はまずまずです。
ネックの状態は現状でストレートで、ロッドは左右に回り余裕もあります。
メンテナンス:簡単に清掃いたしました。
送料は、ゆうパック100サイズです。
結構合わせやすいレギュラースケール22Fネックになります。
現状ではフレットが場所によりまちまちでそれだけが難点ですので、フレットさえ打ち直せばまだまだ全然使えるネックです。
かなり希少なメイプル1Pネックです。