約1億年前(98.89+/-0.62 Ma)に起源をもつ、恐竜時代のビルマ琥珀(バーマイト)の虫入りです。
体長1.5mmのほとんど見たことのない奇妙な寄生蜂が含まれています。2022年にビルマ琥珀から創設された絶滅科Trifionychidaeに類似しているのですが、触角の形態が異なるのでこの科ではなさそうです。しかし系統的に関連はありそうな気がします。中生代からはやたらと蜂の絶滅科が記載されており、しかも現状では類縁が明らかでないものが多いためよほど集中して調べないと科の同定すらままならない感じです(逆に言えば、集中して集めれば今後すごく面白い状況になると思います)。
右触角末端節のごく先端が琥珀表面に接して切れています。少し濁りのある琥珀です。
琥珀の大きさ:17.5x9.4x2.5mm
#8017
画像1~2:腹面
画像3:背面
画像4:自然光・白背景
画像5:透過光
画像6:自然光 ・手のひら
画像7:自然光・白タイル背景
画像8:自然光・黒背景での蛍光反応
画像9:UVライト(375nm)照射時の蛍光反応
送料:120円(普通郵便)