サイズ:約51x24x19mm
重量:約60カラット
産地:Medina pegmatite field, Pedra Azul pegmatite district, Minas Gerais, Brazil.
緑柱石の世界で名高いブラジルの名鉱山、鉱脈が枯渇したメディナペグマタイト地域からの希少共生、マイカローズ オン アクアマリンDT両錐群晶標本、長さ5センチを突破したメイン結晶を中心に三本杉のように晶出する三つのアクアマリン群晶はなんとすべてDT両錐産状個体で、さらにその一側に咲く金雲母の花を含め、標本を構成するすべての結晶は完全たる産状として保存され、繊細な氷の枝に咲く一輪の黄金の花のような儚い雰囲気が漂っている希少共生コンビネーション、マイカローズ オン アクアマリンの得難い極美DT両錐群晶標本です。メディナ鉱区の多くのエッチング産状と違って、強烈な硝子光沢が走るシャープな六角柱状に呈する標本全体は立派な5センチを突破しています。注目すべきこのサイズのアクアマリン結晶にして得難く、三本松のように聳える三つのアクアマリン結晶はなんとすべてDT両錐産状個体で、微弱なエッチングを受けた結晶の両端に凹凸のある幾何学模様が浮かび上がります。一本のアクアマリンの頂部に、白雲母と区別する明確な黄金の真珠光沢が輝く金雲母の六角厚板状群晶集合体は互いに貫入しながら複雑な角度で晶出し、美しく咲くマイカローズ産状を作り出します。最も特筆すべきことはやはり金雲母とアクアマリンの希少共生と標本全体の優れた結晶産状、美しいバランス三拍子揃った個体で、標本を構成するすべての結晶は完全たる産状として保存され、繊細な氷の枝に咲く一輪の黄金の花のような儚い雰囲気が漂っている希少共生コンビネーション、マイカローズ オン アクアマリンの得難い極美DT両錐群晶標本です。
ブラジルの東南部に跨る巨大なペグマダイト地域は約6億年前、原生代後期に発生したゴンドワナ超大陸の合体過程で形成され、現在のアフリカ大陸中南部の基盤を作るコンゴクラトン(クラトンとは古い陸塊のこと)と現在のブラジルのバイア州、ミナスジェライス州、エスピリト・サント州に当たるサン・フランシスコクラトンの衝突によるアラスアイ造山帯に沿って分布します。ほぼ同じ緯度に位置するバイア州の南部とミナスジェライス州東北部から始まり、エスピリト・サント州を経てリオデジャネイロ州まで約150,000平方キロメートルを跨り、EBPP(Eastern Brazilian Pegmatite Province)と呼ばれるこの広大なペグマタイト地域(画像10)が広がっています。EBPPの始まりであるミナスジェラス州北部のPA:ペドラ・アズール鉱区とバイア州南部のグアラティンガ地域は品質の優れた結晶が産出されたことで宝石の国であるブラジルの中でも緑柱石の名産地として知られているが、現在はいずれも枯渇状態です。ポルトガル語では青い石を意味するペドラ・アズール自治体に属するメディナ町は1824年にスペインの入植者、レアンドロ・デ・メディナによって設立された小さな町で、町の北西部に主に1940年代から1990年代にかけて稼働したペグマタイト宝石鉱山(画像9)が存在し、ここで採掘されたほとんどのアクアマリンは激しくエッチングされながらも緑柱石の典型的な六角柱形を保ち、複雑な幾何学模様と丸みを帯びるまとまりの良い形態を示す結晶は20センチにも超える個体が存在し、繊細さと迫力が共存するブラジル産アクアマリンの最も代表的な産状として広く知られています。こちらの標本はメディナペグマタイト地域からの希少共生、マイカローズ オン アクアマリンDT両錐群晶標本、長さ5センチを突破したメイン結晶を中心に三本杉のように晶出する三つのアクアマリン群晶はなんとすべてDT両錐産状個体で、さらにその一側に咲く金雲母の花を含め、標本を構成するすべての結晶は完全たる産状として保存され、繊細な氷の枝に咲く一輪の黄金の花のような儚い雰囲気が漂っている希少共生コンビネーション、マイカローズ オン アクアマリンの得難い極美DT両錐群晶標本です。メディナ鉱区の多くのエッチング産状と違って、強烈な硝子光沢(画像3)が走るシャープな六角柱状に呈する標本全体は立派な5センチを突破しています。注目すべきこのサイズのアクアマリン結晶にして得難く、三本松のように聳える三つのアクアマリン結晶はなんとすべてDT両錐産状(画像2,3,6:頂部 画像5,7:底部)個体で、微弱なエッチングを受けた結晶の両端に凹凸のある幾何学模様(画像6,7)が浮かび上がります。一本のアクアマリンの頂部に、白雲母と区別する明確な黄金の真珠光沢(画像8)が輝く金雲母の六角厚板状群晶集合体は互いに貫入しながら複雑な角度で晶出し、美しく咲くマイカローズ産状を作り出します。最も特筆すべきことはやはり金雲母とアクアマリンの希少共生と標本全体の優れた結晶産状、美しいバランス三拍子揃った個体で、標本を構成するすべての結晶は完全たる産状として保存され、繊細な氷の枝に咲く一輪の黄金の花(画像2,4)のような儚い雰囲気が漂っている希少共生コンビネーション、マイカローズ オン アクアマリンの得難い極美DT両錐群晶標本です。
この度コレクション整理のため出品いたします、この機会をぜひお見逃しなく。