◆松平忠侯「自筆和歌短冊」江戸後期・肉筆墨書、二通一括、包紙共.
◆江戸時代後期の肥前国(現、長崎県)島原藩主で、藩政改革を行う一方、藩校の整備などを行った学者でもあり、「文公」と讃えられた松平忠侯の自筆俳句短冊、二通一括.署名は、二通共に忠侯の俳号と考えられる「佳来」.島原藩にあって学者として活躍した瀬戸家の旧蔵品で、「佳来君御自筆/忠侯公御事」と墨書した包紙で二通を一括.松平忠侯の自筆史料は、島原松平文庫に数点が伝来.松平忠侯の生涯とその文芸活動を通して、旧肥前国・長崎県、島原藩・島原地域の歴史、江戸後期の大名文化史・文芸史をたどる貴重史料.