*アトリエ17(Atelier 17)の創設者で、ヘイター法(銅版画の一版多色刷り技法)を開発した スタンリー・ウィリアム・ヘイターの 銅版画作品 『I’oeil 私は目』です。
1971年制作 直筆サイン入り 限定50部(本作品はE.A版です) 額装品 【真作保証】です。
この作品 「I’oeil 私は目」も、オートマチックな線の表現と、流動的な色面分割が見事に調和した 深い作品だと思います。
空間がどこまでも深く 視る人の視覚を引き込んで行きます。S.W.ヘイターの銅版画作品の中でも代表作の一つ といっていいと思います。
彼の作品は、ニューヨーク近代美術館、ロンドンのテート・ギャラリー、ワシントン・ナショナル・ギャラリー、シカゴ美術館など
世界中の多くの美術館に保存されています。(出典:CURIO)
*ヘイター ファンの皆様、作品を探されていた方、作品を気に入った方、ぜひこの機会にコレクションに加えてください。
・作家名:スタンリー・ウィリアム・ヘイター Stanley William Hayter 1901-1988
・作品名:I’oeil 私は目
・技法: 銅版 エッチング、アクアチント?
・額装サイズ:約66cm×約51cm (前面:ガラス)
・制作年: 1971年
・限定数:50部 本作品はE.A版です。
※作品下部に 直筆サインと作品名、エディション(E.A) の記載があります。
※作品コンディション:イメージ部分は良好ですが、マージン部分に経年の汚れがあります。
額は特殊で、開け方が判らず、作品の裏側の状態確認や掃除ができていません。
画像でご確認下さい。
スタンリー・ウィリアム・ヘイター Stanley William Hayter 1901-1988
S.W.ヘイターは1901年ロンドン生。地質学者として歩み始めますが、美術の分野に転向しました。1930年ごろまでは具象的な絵画制作を行っていましたが、1930年以降は線のオートマティズムによる作品や流動体のイメージの作品を生み出していきました。銅版画の制作において「一版多色刷り」という画期的な技法を生み出し、その技法は現在でも「ヘイター法」として現代版画の有力な技法となっています。
S.W.ヘイターの版画工房「アトリエ17」(パリ、ニューヨーク)には、カルダー、エルンスト、ジャコメッティ、ミロ、ピカソ、ポロック、シャガール、ダリ、タンギーなども通い、その顔ぶれは20世紀美術の中心的存在といえます。
日本人としては、岡本太郎や斎藤寿一、木原康行、矢柳剛、長谷川彰一、日浅和美、松谷武判、などがヘイターの元で学び、日本美術を代表する作家として活躍しています。
(出典:HIGASHIURA Tetsuya氏ほか)