時代の要請とも言える省燃費化促進のため、低粘度グレード製品が主流となっている現在、一層の省燃費を目指し、
製品粘度をそのままにベースオイル自体の低粘度化も進んでいます。
一方でエンジン保護性能、特に低速域における耐摩耗性能の維持、
安価なベースオイルに起因するベースオイルの蒸発量なども考慮すべき要因です。
また車輌によっては過度の低粘度化故のオイル上がり、これらによるオイル消費量及び燃焼室のカーボン等の増加、
クリーン排気ガスの質的低下等懸念される要因がある事も事実 です。
この様な状況下、一つの選択肢としての提案それがM110です。
SAE 20・30については根本原因の一つであるオイル上がり抑制を主たる目的としベースオイルを構成。
SAE 40・50・60については、スポーツ走行における高温高負荷条件下での使用をも想定し機能性添加剤をバランスしました。