【2022年リマスター】高橋悠治/藤枝守/電脳カフェ のための音楽 [CD]の落札結果
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西武が情報発信企業としての黄金期だった80s-90s初頭、西武美術館と付属のショップ《アールヴィヴァン》は、現代美術と実験音楽の交差点だった。見たこともないディスクが並び、高橋悠治は水牛楽団を、藤枝守はアメリカ純正調楽派のミニコミ『1/1』を、そしてサウンドアート黎明期の作家たちは変な音のカセットを販売していた。
エム・レコードが放つ『「電脳カフェ」のための音楽』はそんなオカルト的空間で行われたオカルト的な音楽。メロディどころか始まりも終わりもない抽象的な電子音は、今ならググれば簡単に調べられる。しかし多少敏感な人たちですらそういう拠り所がない当時は、より興味深く、かつウサン臭い眼差しで接していたはずである。その「見てはならぬものを見た」トラウマが、30年経って新しい何かを生み出しているとすれば、仕掛け人たちにとっては望外の喜びだろ
う。( 井部治/OMEGA POINT)

現代音楽とサイバーオカルトが野合した日本の電子音楽裏歴史、『 「電脳カフェ」のための音楽』( 1991 年)。
本作はアールヴィヴァン(西武)運営のスペースで高橋悠治が企画したイベント「池袋電脳カフェ」のために制作された幻のカセットの復刻である(*1)。これは高橋悠治と藤枝守のマック(*2)を用いたコンピューターシステムの共演で、柴田南雄宅で櫻井卓の手により録音。揺るぎない信念のもと、高橋がマックでコントロールしたサンプリング音源と、藤枝がMAXで操作した音響システムとFM 音源(*3)が交錯する意味不明の音塊が収録された。
当時のパンフレットに高橋が寄せた言葉「 日常のゆらめく時間のなかに暗い電脳空間の半透明な座標軸が陽炎のように見え隠れする」は、彼がサイバーオカルト的なものに憑かれていた可能性を示し、また、当時の雑誌取材で「 来なかった人も重要。自分はそこにいなかったけれども、何かが起こっていたらしい、と後で知る。
そのイメージから全然別のものが出てくる可能性がある」 と語ったのは予言だったのか!?理性が基根をなす現代音楽と怪しい電脳オカルト的世界が交錯したのはごく短い期間であり、本作はそのを記録した裏歴史資料である。 解説は日本の電子音楽の泰斗、川崎弘二。

*1:オリジナル題名は『Computer Caf Music』。
*2:植物学者の銅金裕司によると当時のマックは「オカルト的な感じ」が漂い、価格は「軽トラ2台分」だったという (『エコロジカル・プラントロン』解説より)。
*3:後に『プラントロン』インスタレーションでも使用されるシステム。
ソングリスト
01. Morning [4:44]
02. Afternoon [9:38]
03. Evening [9:34]
04. Night (Remix) [4:40]

オークション情報 中古

落札価格 2,450
入札件数 1件(入札履歴
商品の状態 未使用に近い
発送方法 おてがる配送ネコポス
発送地域 東京都
終了日時 2022年12月7日 23時55分
出品者 kotta評価
オークションID k1072125067

カテゴリ落札トレンド