h/24.5cm
馬頭観音は、観音菩薩の変化身の一つで、六道で苦しむ衆生を救う「六観音」の一尊です。
馬の頭を頂いた観音様の姿を見て、馬とともに生活する当時の人々が、馬の無病息災を祈る民間信仰が生まれ、農家では農耕馬の、馬の産地では生まれ育つ仔馬たちの、そして馬によって稼いでいた人々にあっては馬と歩む道中の安全を祈ったり、死んでしまった馬の冥福を祈ったり、そんな理由で馬頭観音の石像が作られました。
本作も、街道の分岐点や十字路、村の入り口などに祀られていたものと思います。
本来の馬頭観音は怒りの表情をしているのが特徴とされますが、民間信仰の馬頭観音の多くは、優しく微笑んでいるようなお顔で癒されます。