入手から50年ちかくが経過した古いステッカー「黒ピエロ@大型タイプ(金×黒)」です。
オークション初出品の名作であり、当方が所有する最後の1枚で御座います。
ピエロのステッカー(通称ロゴピエロ)の中では非常にレアで迫力のある大型フルサイズバージョンです。
なかでも「レアカラー」と呼ばれる「金地タイプ」「銀地タイプ」の「黒文字」「青文字」などは、
それぞれ「制作枚数10枚」とも「サンプル印刷として数枚のみ制作」ともいわれる超貴重品で御座います。
入手後はグラシン紙に包んだうえで箱に入れて大切に保管しておりましたが
前所有者様が長年アルバム保管されていたため、裏紙に「若干のヤケとアルバム台紙の糊痕」があります。
また、あまりにも古すぎて経年による「ヤレ感」「ヨレ」「圧し痕」「複数の小キズとスレキズ」も御座います。
これらはOB諸兄やコレクターにとって「骨董的価値の観点」からは、たまらない魅力かと存じますが
あくまでも「半世紀(50年)ちかくも昔の品」ということをご理解のうえご参加くださいませ。
ヤフオクやモバオク、メルカリなどで氾濫しております「部外者が自作したマガイモノ」ではありません。
また、1980年代~四国のマニアにより乱造乱発された「空想上のステッカー」でも御座いません。
著作権法上とても重要な意味をもつ初版制作時の原版フィルム(4枚目と5枚目の画像参照)は、
制作に携わられた先輩方よりわたくしが預かり40年に及ぶ長きにわたり大切に保管しております。
近年登録された「商標登録」などは、わたくしどもの有する「先行著作権」に対して
なんら効力は及びませんのでご安心のうえご参加くださいませ(商標法第29条参照)
「ピエロ」は歴史と伝統を誇る「神奈川県勢」の鉄の団結を死守する中心的チーム。
往年のケンカチーム「大船阿修羅(あしゅら)」などを母体に結成され、
「スペクター」との数次の大抗争で全国にその名を轟かせました。
バイク中心のチーム編成と、その無類の凶暴さは関東全土を席巻し、
メンバー全員が伝統的に筋金入りのケンカ屋でした。
最盛期にはバイクだけで700台もの動員力を誇ったと云われる巨大チームです。
また「ヘアピンサーカス」の定番スローガンからも想像できますように、ケンカだけではなく
メンバーの卓越したドライビングテクニックも伝説として語り継がれるほどです。
1970年代の族全盛時、東京勢に「青ピエロがどうの」…「黒ピエロは…」などと
見えない脅威を感じさせていた神奈川最大最強のチーム「ピエロ」
このくだりは「昭和暴走伝」や「昭和暴走白書」にも記されておりますが、
正確には「青ピエロと黒ピエロにはかかわるな」ということだったとのこと。
他にも「ピエロメイクの奴らにかかわってはいけない」とも囁かれておりました。
制作時期や支部(地域)によりサイズや細部のデザイン、
文字の太さや材質などが微妙に異なるロゴバージョンのピエロ。
前述のように、本作は「ロゴバージョンの中では非常にレアで迫力のある大型タイプ」です。
数種の比較を6枚目の画像でご覧いただけます。