Fender Japanのストラトキャスター、FシリアルのST-57になります。
80年代のFender JapanはJVシリアルが異常な高騰を見せ、次いでAシリアル、Eシリアルも高騰していますが、数の少ないFシリアルやGシリアルもEシリアルと同時期の製造のようです。
ネックポケットにSTC-57のスタンプがあり、STCはカスタムの型番と言われますが、どこがカスタムなのかは分かりません。が、80年代のフジゲン製造のストラトキャスターの良品です。ボディはアルダーだと思います。
ヴィンテージ感のある良い音です。演奏性も問題ありません。ボディは割れや禿げなどなく、多少の打痕はあるものの、年式を考えると、かなりきれいな方だと思います。ネックも反りなどなく、ネック裏もきれいです。
指板は前所有者がローポジションでコードを演奏する人だったようで、1〜6フレットあたりに指板の塗装禿げがあります。指板の削れはほとんどありません。水分が入ったり、これ以上剥がれたりしないように、Xoticのオイルで軽く処理してあります(Xoticのオイルは固化すると、ポリ塗装のように硬い皮膜を作るので、メイプル指板の補修に向きます)。
フレットはやはりローポジションに減りが見られますが、音詰まりなどはありません。まだまだ、このまま使えると思います。
写真のハードケースは撮影用です。ソフトケースに入れて、段ボールに梱包し、発送します。
古いものですし、オリジナル・オーナーではありませんので、見落としなどあるかもしれませんが、基本的な故障以外の細かいクレームはご遠慮ください。現状は写真でご判断ください。ヴィンテージ品にご理解のある人、ご自身で一定の手入れができる方のご入札をお願いします。
(2024年 4月 2日 17時 24分 追加)ネック・ヒールのシリアル・ナンバー部分の写真を追加しました。