江戸中期の製作だと思います。月明かりの夜の海浜を表わし、わびさびを表現した平蒔絵の硯箱です。蓋の裏および箱の内側は梨地が施されています。海岸の砂地に銀蒔絵が施され、月明かりの下で銀蒔絵の砂の耀きが表わされています。風流です。硯および水注が付属しています。
【サイズ】
縦19.5cm、横17.5cm、高さ3.5cm
【その他】
蓋の表や縁にアタリや打ちキズ,スリキズがあり、漆が剥げている部分があります。蓋の端にひびが入っています。筆を入れる内箱の縁も当たりキズがあり、蒔絵が剥がれている部分があります。箱の縁や底の外側に使用キズがあります。
購入時のままで出品しており、墨の汚れについては掃除をしておりません。
【入札前に必ずお読みください】
・本品は古美術ですので経年に伴う汚れの他、写真では捉えきれていない傷や割れや直し等がある場合もございます。その様な個所は出来るだけ現状を伝えるように努力はしておりますが、当方での見落としがありうる場合もゼロではございません。この点を理由とした返品は遠慮頂いています事、ご理解の上ご入札ください。気になる箇所がある場合は事前の質問をお願いいたします。
・制作年代等の説明書きは、あくまでも当方(骨董収集歴30年以上)の個人的な見解に基づくものであって内容を保証するものではございません。見解の相違に基づく返品はお受けいたしかねますので疑問がある場合は入札をお控えいただきますようお願いいたします。
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