「
マイ・シャローナ」(My Sharona)は
1979年に発売された、
ザ・ナックのデビュー・シングル。「
ビルボードホット100」で5週連続1位を獲得、1979年を代表するヒットナンバーとして知られる。日本でも1979年8月20日に
東芝EMIから発売され、
オリコン・シングルチャートでは
邦楽に混じり、最高26位を記録するスマッシュヒットとなった。
曲の概要
この曲の有名なリフは、バンドのギタリスト、バートン・アヴェールがナックに加わる前に作ったものである。リード・ボーカルのダグ・フィーガーによると
[1]、彼は当時17歳の
シャローナ・アルパリン (
ダグ・フィーガーの
恋人)という少女に出会い一目惚れし、彼女のことを考えるうちにこのリフが浮かんだ。2人はそこから曲を構成し、メロディを造った。曲のきっかけとなった少女、シャローナ・アルペリンは
カリフォルニア州ロサンゼルスで不動産仲介人をしている
[2]。
この曲の明るくドライブする、Gのオクターブを主体としたベースラインは多くのベース奏者の演奏に登場し、しばしば素晴らしい演奏テクニックの例として挙げられる。
カヴァー
近年では、ロックバンド
POLYSICSがこの曲をカヴァーしている他、
L⇔Rの
黒沢健一らで結成されたMOTORWORKSのライブでも演奏されるなどしている。
映画『
パルプ・フィクション』にて元々、
タランティーノは質屋でのマーセラスの拷問シーンで、この曲を流す予定だった。しかし、同じ年公開の映画『リアリティ・バイツ』に使用されていたため、曲の変更を余儀なくされた。