■『今井科学~キャラクタープラモ全集(1959~1969)』伊藤秀明編著。
岡田斗司夫帯文。2010年初版カバー帯。(株)学研Publishing発行。
■Maniaにはもう説明不要な位有名な模型製作会社である今井科学。箱に印刷された【赤丸にImai】のMark は当時の子供達の憧憬の的。写真で諒解されます様に、該書は主にキャラクターのプラモデルを重点解説した内容に為って居ます。謂わばMania垂涎の書でしょうか。
■私等昭和30年代は「Pla-Model (PlasticModel)」とは言わず単に【模型】と称したのが慣わしで、零戦52型や戦艦大和等を模した(若しくは似せた)型。此の言葉でないと【 Cemedine 】独特の揮発性有る薫りが漂って来ないのです。
■其れは扨置き、該書巻頭を飾る「鉄人28号」初版が模型店の硝子張りに出た時は両腕を折り曲げて、思わず「ガァおお~」と叫んで仕舞いましたね。涎も垂ら垂ら。もう酸欠の金魚みたいにパクパクと冷たい硝子に顔を押し当ててました。丁度その頃(昭和35年)の私の小遣いは一日10円。なので熟慮断行、紅色の麩菓子やベタベタする串刺しの杏等の駄菓子等を買う事を一切諦めて、只管小遣いを貯め買ったものです。値段は忘却の彼方。今は鉄人の初版もPremiereが付いて瑕疵が無ければ百万円位?はするかと思います。
■後年今井科学のマスコットシリーズが出るや、駄菓子屋等でも底にFerrite磁石が付いた「鉄人28号」の小さいのが買えましたね。私今でも思い出すのですが、矢張り小遣い貯めて買った其の箱の中に何とPartsが2袋もダブッて入ってまして、怖い鬼婆みたいな駄菓子屋のおばさんに知れては拙いと急いで購入。公園のベンチで開封して改めて「勝ち鬨の声」を挙げたものです。嬉しかったですね~。(笑) 爾後色々な物買いました。「サブマリンシリーズ」「ひょっこりひょうたん島」「零戦はやと」「おそ松くんのイヤミ氏」等々。慚愧。
●紙質経年劣化有るも然したる瑕疵無く綺麗な状態です。美本の範疇。
●背・裏表紙・奥付けは撮るのを割愛しました。
●全119頁。書き込み有りません。
●古書に不慣れな方、殊更神経過敏な方には不向きです。回避為さる
のが賢明かと思われます。爾後のClaimは何卒御容赦下さい。
●取引に際しては私の自己紹介欄をお読み下さい。