WW2のアメリカ軍のM1ヘルメットです。 外帽、内帽の揃った完全品です。
まず外帽ですが、外帽の補強リムの継ぎ目がヘルメットのフロント側にある、
いわゆるフロントシーム(Front Seam)というタイプで、
1943年10月までに製造されたM1ヘルメットの特徴です。
またバイザー付近に371Dという製造番号の刻印があり、McCord Steel Shell Lot Numberと言われるものです。
371Dは1942年の11-12月頃に製造されたものになります。 内帽は一般的な高圧成型のプラスチックライナーです。
ウェブはカーキ色のコットン製で、チンストラップの金具は真鍮製です。 チンストラップを留める外帽の金具は固定式で、
Fixed Baleと言われるタイプですが、
後期型では可動式のSwivel Baleに変化します。
外帽の刻印、チンストラップの材質、金具の材質、全体の作りから、
このM1ヘルメットは、1942年末〜1943年初頭に製造されたものだと思います。
非常に状態が良く、マッチングした状態の初期のM1ヘルメットです。
最近はこういったM1ヘルメットもあまり出てこなくなりました。
私のAmebaブログにも詳細を書いています。
写真も載せていますので、参考にしてください。
https://ameblo.jp/camomania/entry-12632091521.html