仕様:1983年製TOKAI TST-80ET-ABBRのボディです。
TOKAI SPRINGY SOUNDのマイナ-チェンジバージョンであるGOLDSTAR SOUNDシリーズのボディになります。
ロゴの件とかいろいろやりすぎてしまったことから、マイナーチェンジでロゴ等を小変更しましたが、ちょっと前からシリアル体系をオールド準拠にしてみたり、ブリッジやボディ材の変更などさらにコピー精度は高まっていたりします。
前期型であるSPRINGY SOUNDシリーズは主にボディ材はセンを使用していますが、後期のGOLDSTAR SOUNDシリーズはボディ材がアルダーになっています。
基本は64’モデルのTOKAI TST-50がベースになっており、そちらにEXTRA TOKAI、通称E.Tを搭載し、さらにパーツをオールゴールドにしたモデルです。
ちょっとブリッジネタでややこしい点があります。
先代SPRINGY SOUNDの頃は11mmピッチの一体型シンクロを使用していました。
SILVERSTARシリーズも同様に11mmピッチの一体型シンクロを使用していました。
で、後期のGOLDSTAR SOUNDでセパレートタイプの11.2mmピッチのシンクロに変更になります。
ちなみにSILVERSTARは一体型の11mmピッチシンクロは変化なしです。
でこのEXTRA TOKAIは先代SPRINGY SOUND時代に開発されたこともあり、また売りはボディ加工なしで取付ができる、というものでした。
ということでEXTRA TOKAIの弦間ピッチは55m、つまり旧SPRINGY SOUND、SILVERSTARの規格なのです。
ですのでこのTOKAI TST-80ETに関しましては、6点止めシンクロを搭載する場合は一体型の11mmピッチシンクロを搭載する必要があります。
ついでに語っておきますと、1984年辺りにTST-36というエントリーモデルが登場しますが、こちらも搭載ブリッジがSSタイプ、つまりはSILVERSTAR搭載用の一体型の11mmピッチシンクロになっています。
ちょっとTSTシリーズの中でもちょっとブリッジに違いがあります。
それ以外はストラトモデルの完成形といって良いモデルなのでキャビティ内部の造りとか、本当によくできています。
さすがに本家を本気で怒らせるだけのことはありますね。
それが、後でFENDER JAPANのモデルを作成するようになるというのも、ちょっと笑えますね。
ちなみにこの手のボディを出品すると必ずといって良いほど来る質問の重量は1.84kgです。
スペック
レギュラースケール(648mm)、つばなし21F対応。
ボディ材はアルダー3ピース。
PUザグリは3シングルです。
ブリッジは2点止めTOKAI ETに対応し、弦間ピッチは55mmですが、穴をあければ11mmピッチのシンクロが付きます。
ジョイントはプレート4点止めです。
カラーはブラックです。
ネックポケットのサイズは幅55.9mm、深さ16.5mm。
コンディション:それなりに傷や打痕はあり、風格のあるボディといった感じです。
とはいえ、ひどいボディ加工やひどいダメージはなく、普通に使用された40年前の個体といった感じです。
送料は、ゆうパック100サイズです。
外観にはそれなりに傷や打痕があるので、風格のあるストラトを作ったりするのに良さげです。
ちなみにTST-80ETというと、上位グレードですがTST-80とは別物です。
TST-80はDimarzio FAT STRATを搭載していたり、2Pボディにラッカーフィニッシュだったりしますが、このTST-80ETはTST-50をベースにEXTRA TOKAIブリッジを搭載し、マッチングヘッドネックを装着、ゴールドパーツ装着と機能と見栄えに全振りしたモデルになります。
なので3Pボディにポリエステルフィニッシュになっています。