限定1セットFE126NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャー 情熱のバージョン ハンドメード(L/R 1セット)の落札結果
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限定1セットFE126NV・NV2専用バックロードホーンエンクロージャー 情熱のバージョン ハンドメード(L/R 1セット)の商品説明

☆FOSTEX FE126NV・NV2専用 サックス型バックロードホーンエンクロージャー(情熱の赤バージョン) ハンドメード(L/R 1セット)
(注;スピーカーユニットは輸送中の破損や価格の変動等の要因で付属していませんので別途ご購入下さい)


※最初に

このバックロードホーンエンクロージャーは、FOSTEX 12cmフルレンジスピーカーユニット FE126NV2の諸元を元に独自設計したもので、低域から高域まで癖の無い高音質を実現した自信作です。
他のスピーカーユニットではQ0値等の諸元が異なるため、本来の性能は発揮しませんので予めお知らせ致しておきます。
ご存じの方も多いと思いますが、バックロードホーンはスピーカーユニットの特性に合った設計をしないと歪が増えたり低域の音圧が極端に減少したり等々と案外繊細なスピーカーシステムです。
尚「NVシリーズ」は「NV2」に変更されていますが、環境負荷の低い接着剤への変更のみで、スペック上は全く同一ですので旧型のFE126NVでも使用可能です。

「Dー10バッキー魔改造機」に引き続き、この「FE126NV専用機」も初出品から沢山の皆様からのアクセス、ウオッチリスト登録、ご入札を頂き誠に有難う御座いました。
また、ご落札頂いた皆様からは沢山の高評価を頂戴し、感謝申し上げます。
材料の切断から完成まで、2~3週間程度かかる専用機なので、なかなかご要望に応えるだけの数が造れず、多くの皆様をお待たせ致し心苦しく思っております。
やっと出品出来る状態になりましたので登録させて頂きました。
尚、今回も掲載期間を長めに取っておりますが、塗装の硬化時間に要するものですので、宜しくご理解お願い致します。

今回は今まで常用していましたMDF材が、ウッドショックの影響か入手困難になったためOSB合板を採用していましが、FE166NV・NV2専用機同様、軽量化が図れないかと思い構造用合板を使用してみました。
ご存じの方も多いと思いますが、「構造用合板」は「耐力壁」等に使用され、木造建築においては建物の強度を高める重要な役目を果たしている建築用合板です。
またこの木材は合板の中でも気密性や防音性にも優れ、エンクロージャーの材料としては悪い素材ではありませんが欠点も数多くあります。
その欠点の解消策を次に述べます。
ちなみに材料の変更により音の変化は、FE103NV2専用機で既に検証済みで、大音量時のビビリ音も無く大きな変化は認められませんでした。(添付写真「周波数特性・爆音試験」)


※構造用合板を選ぶに当たり問題点の解消策

構造用合板の最大の欠点と言えば、継ぎ目や節・キズ等が多く、木地も合板の中では一番粗いのが特徴です。
そこで肌理を整える為に砥の粉を刷り込みましたが定着性が悪く、サンディングでほとんど落ちてしまいました。
定着性が強く細部にまで詰まる物を探したところ木工用のパテが最適で、平滑面を造る事に成功しました。
尚、内部音道は中高音の吸収・拡散を狙って、あえて粗さを残した状態で艶消し塗装を施し使用しています。
開口部の大きなバックロードホーンは空気中の湿度の影響を受けやすく、経年劣化や環境の変化により狂いや割れ・接着部の剥離等のリスクが必ずありますが、全ての面に塗装を行こなう事で木部の露出が全く無い為に湿度に対する心配は一切ありません。
更には材の角がほつれやすい欠点も、同時に克服しています。
合板の場合、切断した木口が荒く、接着の際の強度は他の木材に比べると著しく低くいため、音道の全ての接合部に必要最小限の三角コーナーを作成し、貼り付けて強度を稼いでいます。


※スピーカーユニットの選別(FOSTEX FE126NV)

現行最新型で音質的にも評判が高く、12cmサイズの中でも比較的安価に入手できる点を重視しました。
「FE126NV」はFOSTEXのNV系スピーカー群の中で「FE166NV」と「FE103NV」の中間に位置するスピーカーユニットですが、価格は「FE103NV」寄り、パフォーマンスは「FE166NV」寄りと、コストパフォーマンス的には最高のユニットです。


※製作に当たり

前回はE103NV2専用機でピアノブラック調を出品致しましたが、今回はFE126NV2専用で、真っ赤なバックロードホーンエンクロージャーを造ってみました。
FE126NV専用サックス型バックロードホーンエンクロージャーは、初回作のFE103NVよりユニットの振動板面積比で32%増、Q0値は0.46から0.34と効率も向上しています。
振動板面積増加は特に低域の伸びに直接繋がりますが、反面Q0値が減り効率が向上すると中高音の反応が良くなりますが低音が出にくくなります。
しかし出にくくなった低音を効率よく増幅させるのはバックロードホーン本来の得意技で、作者の腕の見せ所となります。
さて、振動板面積が大きくなるとスロート断面積や空気室容量が増える分、エンクロージャー自体が大きくなる事が問題として発生します。
皆さんにとって大きくなって一番困る事は、設置場所とL/R1セットが1梱包で収まらずに郵送料が倍近くに跳ね上がる事でしょう。
なので前作と同じエンクロージャーサイズで出来ないか試行錯誤した結果、広がり定数を縮小し、更に壁掛け型バックロードホーンで成功した、途中から広がり定数を変える裏技を採用しました。
本来バックロードホーンの設計は、低域の音圧を出来るだけ下げないで開口部から放出させるかを重視するのがセオリーです。
歴代の名機もご多分に漏れずスロートからストレスなく開口部に繋がる音道となっています。
広がり定数を縮小すると言う事は音の通り道が狭くなるので、本来は選ばないのが当然なのですが、自ら課した「前作と同じエンクロージャーサイズで」と言う事で
低域の音圧を犠牲にして最低周波数を稼ぐために音道の長さを選ぶ事にしました。
もっとも振動板面積の増加に伴うF0(最低共振周波数)79.1Hzに期待しての思いもありましたが・・・(ちなみにFE103NVのF0(最低共振周波数)は91.8Hzでした)

初回作のFE103NV専用機は、如何に低域まで音圧を下げずに迫力ある低音を出せるかを追求していましたが、今回はチョット考え方を変えてみた結果、とんでもないスピーカーが出来上がってしまいまた。
初回作とは相反する物の様に思えますが、基本的な構造や考え方は何の変りも無いため、「味付けの違い」と思って頂いて間違いはありません。
低域の押し出すパワーやパンチ力は僅かに前作に劣りますが、とにかく低域の重厚感は全く違います。
ジャズライブやクラシックの様な、その場の雰囲気を楽しむ聞き方に似合いそうです。
勿論、他のソースも問題無く聞く事が出来ますが・・・。
また、ソファーにゆったり座った際の概ね耳の高さにスピーカーユニットがくる設計も生かしつつ、1セット160サイズに収める事が可能になりました。


※各構造の特徴

・バックロードホーン特有の「土管の中で聞く様な音」問題は、特定周波数の共振防止対策で音道の同断面積を無くし全て逆テーパーで設計しました。
(添付写真にあるエクセルのシートはスロートからの1cm間隔の距離で音道の断面積を導き出すために独自で作りました。)
・音を濁らす定在波(定常波)は、音道の曲がり角が全て90度以上なので、まともに反射する波は少なく、音圧を下げてしまう吸音材を音道の途中に入れなくても定在波・反射波による変化はほとんど聞き分けられない程に減衰しています。
・スロートから真っ直ぐ背面板に音をぶつける音道設計の場合、大音量で鳴らした時に背面板をある程度厚くしないと箱鳴りが起こりやすい事が判明し、比較的周辺強度の強い空気室側に沿って曲げる事でそれを解消しました。
・バックロードホーンによく見る音道の曲がり角に入れる斜板は、試作段階での簡易測定・試聴の結果、音の変化がほとんど無い事が判り省きました。
 (斜板は反射波による定在波軽減のために入れられているとの事で、定在波を軽減する音道設計だったため、効果が無かったものと思われます)
・音道の仕切り板と側面板・バッフル面は全てダボ継ぎで強力に接着してあります。
・スピーカー取り付けネジ穴は2.5mmで既に空けてあり、プラスドライバー1本でスピーカーユニットの取り付けが可能です。
(スピーカーユニット付属のパッキンは必ず付けてネジは締め過ぎない様ご注意下さい)
・スピーカーターミナルの取り付けナットは音による振動で僅かに緩む事が判明したため、内部取り付け部を接着剤で固定して緩み防止をしています。
・木口も含めて内部に艶消し塗装した結果、高音成分は音道で吸収拡散され、空気室に入れた僅かな吸音材で開口部から心地の良い低音が得られる様になりました。
(内部音道は、側面を除いて軽くサンディングした後に塗装をしていますので、粗い木肌の状態ですが、これが音の拡散吸収にだいぶ寄与している様です)
・外装は前面及び上面は3mmのベニヤを圧着し、背面・底面を除く4面にシリコン系の赤塗料で複数回塗装を繰り返した後、アクリルクリアー塗装で仕上げてあります。
・背面・下面はシリコン艶消しブラックで塗装し、内部も含めて木部が露出する部分は一つも無く、防湿対策は万全です。
(なにぶん塗装のプロではありませんので、むら・気泡混入・刷毛目残り等はご容赦下さい。)
離れて見れば十分高級感が感じられるレベルにまで仕上げてあります。(あくまでも私の感じたままですが・・・)
また背面接合部に隙間が見える場合がありますが、内部から接着剤の盛塗りをしている為、音漏れ等の心配は御座いません。
・添付写真は試作機の物も含まれていますが、お届けする商品は新たに作製した物です。

ご覧いただいているモニターによっては色味が違って見える場合があります。

「定在波」は、ウィキペディア(Wikipedia)「定常波」で検索すればご覧になれます。
話題がチョット外れますが、定在波はホーンの中だけでなく部屋の中でも起こります。
聞く位置によって特定の周波数が聞こえなかったり、極端にうるさく感じたら、「定常波」が原因と考えても間違いは無さそうです。
色々解決策を言われていますが、スピーカーの位置や向き・置く高さ等、設置位置や聞く場所を変えて試聴してみるのが一番簡単な方法かも知れません。
特に背面や側面の壁から僅かに離したり、部屋の四隅に吸音効果の高い物(例えば縫い包み等)を置く事で効果的に改善される事が多い様です。
定在波対策で参考になるユーチューブ動画が有りますので、是非ご覧になってみて下さい。
これを機に、一番心地良く聞こえる対策を試してみるのは如何でしょうか。


※諸元等

・内部配線は、米国製の「BELDEN 8470」を使用。
・スピーカーターミナルは、真鍮金メッキ端子 バナナプラグ 4Φケーブル接続対応。
・スピーカー端子は、audio-technica社製 スリーブ付ファストン金メッキ端子205を使用。
・空気室内に吸音材として混合合繊100パーセントの弾力性ニードルフェルト10mm厚を使用。
・外寸は、高さ798mm / 幅170mm / 奥行298mm(突起を含まず)/ 重量約6.1kg(ユニット含まず一本)。
・使用木材及び厚さ  12mm針葉樹構造用合板(国産・秋田プライウッド使用) 正面及び上面に3mm厚のベニヤ板を圧着し15mm
・音道長は約2.4m / 断面積比65% / 空気室容量2.16リットル / スロート断面積43.2平方センチメートル / 広がり定数0.7~0.9 / クロスーオーバー周波数200Hz。
・気になる再生周波数範囲は概ね20Hz~17KHz

 尚、高域はスピーカーユニットの諸元通り20KHz辺りまでは伸びている様ですが、流石に私の耳では聞き取れる範囲を大きく超えている為、添付写真の周波数スイープ測定グラフより判断しました。
 (WaveSpectra及びWaveGeneを導入。20Hz~20KHz対応のUSBコンデンサーマイクで測定)
 (校正を要する様な高級な測定システムでは無いため、グラフは参考程度と言う事でお願いします。尚マイクの特性か、どのスピーカをテストしても高域側の伸び方が悪い様です)

20~20KHzの高音質で試聴が出来ます。
直リンクは「こちらから」

 尚、外寸等に関しましては全て手作りのため、僅かな誤差が有ります事はご容赦下さい。


※最後に
設計段階から目論見が上手くハマり、約3週間で試作機が完成しました。
試作機が出来上がって音出しをしたところ、意外と低域の音圧も気にするほど低くはなく、低音の伸びも悪く無かったんです。
エージング中にも関わらず、オーディオファンには有名なテラークレーベルのチャイコフスキー大序曲1812年(キャノン砲実音入り)を視聴しましたが、それがそれらしい音で鳴ってくれました。
流石に口径12cmでは風圧を感じるほどのパワーはありませんが、まさか20Hzのキャノン砲の音が真面に出るとは私自身も驚きを隠せず涙物でした。
以前持っていたパイオニアの30cmウーハーを備えたスピーカー以来、久々に聞いたキャノン砲の実音でした。
ご存じの方も多いと思いますが、このディスクは30cm以上のウーハーを備えたスピーカーで、それなりのパワーのあるアンプでないと鳴らせないと言うのが定説の様で、
ある意味それが鳴る事がステータスみたいな神話も実在しています。
添付写真に「丸ごと一曲、ピークホールド」の測定結果を載せましたが、安価なマイクロフォンでも生活ノイズとの差を見れば確かに再現している様子が見て取れます。
(測定結果の拡大写真) https://photos.app.goo.gl/xZ5NmSnvx91WzTB27
このサイズの有名機では有り得ない低域性能が、ほんの好奇心で試してみた小さい広がり定数から大きさを変えるという裏技で実現するとはマグレにも程が有り過ぎます。
これが自分の設計でスピーカーを作る醍醐味なんだと思いますが・・・。
口径12cmのユニットで、2本一組160サイズで納まる大きさの箱でありながら20Hzが再現できるエンクロージャーです。
私の知る限りでは、後にも先にもこんなの見た事も聞いた事もありません。

試作機はエージングも十分に終え、現在絶好調で鳴っています。
低域の厚みも十分で、30cmウーハーを備えた高級機並みの音が出ています。(チョット大げさ過ぎたかも(o^∀^) )
12cmのスピーカーユニットとは思えない低音再生能力を持ったエンクロージャーを是非、音楽のお供に加えてあげて下さい。
尚、大口径のユニットではありませんので部屋を揺らす様な重低音は期待しないで下さい。
ちなみに重低音とは20Hz以下の周波数で、もはや音ではなく振動で伝わる物です。
オークション出品者の中には「重低音」を勘違いされて説明文に記載されている方がいらっしゃる様でとても残念な事です。

また内外装とも木部の露出が一切なく、湿度による経年劣化や板の反り・割れ等が生じにくいため、スピーカーユニット自体が壊れるまで長く付き合える一品と自負しています。
更にダボ継ぎの採用や、内部の艶消し塗装の結果、悪戯に重量を増やす補強材や斜板等を省く事が出来、とてもシンプルで美しい音道が完成しました。
添付写真でご覧の通り、無駄の無いとても美しいホーン構造が設計出来ました。
この美しさも良い音の一役をなしている様な気がします(o^∀^)

付属していますポリエステル綿は、開口部下に適量を敷き詰める事で排出される低音成分の特性を変える事が出来ます。
部屋の広さ・残響・設置する場所・スピーカーのエージング状態等、環境により綿の量を加減してお楽しみ下さい。
見栄えの点では綿を敷いた上に黒のフェルトをかぶせると良いかも知れませんのでお試し下さい。
尚、開口部は音に影響が出ますので間違ってもヘソクリの隠し場所等にはなさらない様にお願いします。
また残響が大きいく密閉性の高い部屋等で聞く場合は、低域のトーンコントロールまたはイコライザーで250Hz以下を適度に下げて頂ければ心地良い音で聞く事が出来ると思います。
尚、スピーカーコード接続のターミナルネジは、輸送中の破損軽減のため取り外して、ポリエステル綿の袋に同梱させて頂きました
外観は黒一色の前作に比べて高級感は比べ物にならない位い上品で高級感があります。
見かけもスピーカーとしての性能も間違いなく一級品。
12cmのスピーカーユニットとは思えない低音再生能力を持ったエンクロージャーを是非、音楽のお供に加えてあげて下さい。

3mm厚のシナベニヤの貼り合わせから内部の塗装、ミリ単位のパーツ切り出し作業、多数の穴を開けてのダボ継ぎ等々、手間の連続ですが、やはり良い物を造るには、ただ切って貼り付けただけではダメな様な気がします。
物造りで設計から携わった方でしたら、多分ご理解できるのかなぁ?
自分が納得できる物でないと、お求めした方にも何も伝わらないし、その延長線上に良い音を奏でるスピーカーがある様な気がします。
手間を考えたら、商売としてはとてもじゃないけど採算が取れません(o^∀^) 
趣味の延長で物造りが好きなオッサンの道楽じゃないと続けて行けそうも無さそうです。
今後の課題は塗装の腕を上げる事。
磨き過ぎて下地を出し再塗装なんて、日常茶飯事です。
これからも精進してバックロードホーン一筋、造り続けて行こうと思っていますので、応援宜しくお願いします。

スピーカーは物理学の塊です。物理の法則を無視しては良い音を拾い出す事は出来ません。
しかしそれを聞くのは人間で、それぞれの感性があり、ある人は良い音だと言い、ある人はダメな音だと言うでしょう。
特にバックロードホーンは好き嫌いが出やすいスピーカーと言われているため、全ての方に納得頂ける物では無い事も予めお伝えしておかなければいけません。
でも多くの技術者は「皆に良い音だ」と言われるよう、沢山の種類のスピーカーを失敗を重ねながら作ってきました。
でもそこには必ず物理の法則があり、その上で創意工夫があったはずです。
単に趣味として作っている私ですが、おそらくはその一人なのでしょう。
また歴史の長いバックロードホーンですが、全てのデーターは先駆者たちの経験の積み重ねで纏められたもので、未完全な部分も多々あります。
今後の進歩や新たな定説等、まだまだ進歩が期待できるスピーカー構造で有る事も付け加えておきます。

尚、バックロードホーンの歴史等は、ウィキペディア(Wikipedia)「バックロードホーン型」で検索すればご覧になれます。
興味のある方は是非覗いてみて下さい。



※ご落札頂きましたユーザー様の試聴記

今回の「FOSTEX FE126NV専用機(ピアノブラック調バージョン)」をご落札頂きましたユーザー様より貴重なレポートを頂きましたので、ご紹介させて頂きます。
これからご入札される皆様の参考の一つにでもなればと思い、ご本人の了解を得て掲載させて頂きました。

秋田県秋田市在住 N様 
前職は、皆さんが良くご存知のオーディオメーカーに在籍していたとの事です。

既存の主なオーディオ機材は以下の通りです。
スピーカー    JBL4312
アンプ      A3500(ラックスマンの真空管アンプ)
         2A3(真空管アンプ)
CDプレーヤー  マランツSA6005

以下、原文通り。
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CDプレーヤーはマランツSA6005でアンプはラックスマンA3500パワーアンプにアッテネーターを経由してつないでいます。

今回、短い時間でしたが、再生したディスクは以下の通り

バッハ 無伴奏ヴァイオリン 前橋汀子(SACD)、庄司紗矢香(Bach+Reger)、加藤訓子(SACD、マリンバ)
バッハ 無伴奏チェロ組曲 鈴木秀美(SACD)
バッハ 管弦楽組曲 バッハ・コレギウム・ジャパン/鈴木雅明
アランフェス協奏曲 河野智美(SACD)、村治佳織(xrcd)
日下紗矢子 バーバー アダージョ(SACD)
Carme Canela Left Alone (寺島レコード For Jazz vocal funs only Vol.3)
リンダロンシュタット What’s new

特にSACDの無伴奏ヴァイオリンは、音が硬く、かなりきつく聞こえていましたが、今回のBHでは、それがしなやかに、ヴァイオリンの音として聞こえて、
全曲通して聴きたくなるほど。ヴァイオリンの胴鳴りもふくよかに響く。加藤訓子のマリンバの演奏は、かなり低音中心の演奏ですが、深く、自然に響く。

無伴奏チェロ組曲は無理に低域を強調することなく、なめらかに、自然に響きます。
バッハ 管弦楽組曲は、音像が狭く、物足らなく聴こえていたのですが、広がり感が増し、弦の解像感もしっかりしています。

河野智美のアランフェス協奏曲はかなり低域を重視した録音ですが、豊かに響き、ギターとチェロのバランスも美しい。Xrcdの場合、
どうも全体が高域に寄るように聴こえることが多いのですが(ビルエバンス waltz for Debbyは他の人もそう聴こえています)、
このスピーカーでは、すっと重心が下がった感じで、聴いていて、引っ掛かるところはありません。

日下紗矢子 バーバー アダージョ(SACD)は後半 盛り上がる部分で弦がかなりメタリックに聴こえることが多いのですが、
驚くほど、自然なままに聴こえます。

スペインのジャズ歌手Carme Canelaの Left Aloneは、ピアノのコードだけのバッキングで切々と歌っています。
目前で、しかもマイクなしの肉声で歌っている感じ。喉ではなく胸から声が出ているように聴こえます。

リンダロンシュタット What’s new、これも再生が難しく、ボーカルが硬く潤いに欠ける印象でしたが、
この組み合わせでは、硬さがなくなり、ふくよかに聴こえます。

全体として、変なピーク感、強調した帯域がなく、自然で豊かな響きで、素直に音楽が聞こえる、スピーカーです。
オーディオ機器の存在を忘れて、音楽に没頭できるスピーカーです。

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N様、貴重なレポート有難う御座いました。
ここまで細かくご評価をしていただいて本当に感謝しています。

バックロードホーンを作り始めた頃は失敗の連続で、何度造っては壊したものか・・・。
凝り性で諦めの悪い性格も手伝って、やっとここまで辿り着く事が事が出来ました。
それも今までにご落札頂いた皆様の声が後押ししてくれたと思っています。
有難う御座いました。


※最後に

再三にわたりバックロードホーンの何たるかをアナウンスしてきましたが、未だにバックロードホーンもどきを出品される方や落札される方がいらっしゃるのが不思議です。
勿論、出品も落札も個人の自由であるからして、異論を唱える訳では無いですが、何となく歯がゆい気分であると同時に、「バックロードホーンってこんな物なんだぁ・・・」と思われる事が、先駆者たちの名誉を傷付けて様でとても悲しく思います。
未だに「バックロードホーン」=「癖のある音」と言われ続けられる理由はコレなんだと思います。
どうやらバックロードホーンはバスレフ型や密閉型と同一と思っている方が少なく無い様で、口径が合えば何でも装着可能だと思っている方が出品者にも落札者にも多い様です。
また、この「癖のある音が好きだ」と言う方もおいでの様ですが、音楽再生ソフトで如何様にも好みの音を作れる現在では、むしろ癖の無いフラットな特性のスピーカーが必要だと私は感じます。
癖のある特にリバーブが効いたスピーカーを、クラシック向きのフラットな特性に音楽再生ソフトで修正するのは無理な話です。
是非下記の二項目をお読みいただいてバックロードホーンの何たるかをご理解下さい。
失敗しないバックロードホーンエンクロージャーを選ぶための最低限必要な知識となります。

また、以前ご落札頂いたユーザー様より「購入前に注意すべき事柄も公開したら良いのでは」と言うご提案を頂き、早速HP内にまとめてみました。


その他の疑問点等や皆様からのご質問等、簡単なHPを作りましたので、お時間がある時にでもお立ち寄りください。
掲示板も備えましたので、ご落札頂いた皆様からの音出し後のご感想や疑問点等、何でもご記入頂けます。
またバックロードホーン愛好家の皆様の交流・情報交換の場としてご利用も歓迎致します。
写真添付も可能ですので、お気軽にご投稿をお願い致します。

尚、ヤフーオークション規約により直接のご注文はNGとなっておりますのでご遠慮下さい。






※送料は勝手ですがヤマト運輸の着払いでお願い致します。

送料は下記で確認できます。
静岡より発送で160サイズ 25kg未満となります。
送料はこちらからご確認ください   宅急便運賃一覧表 中部 | ヤマト運輸 (kuronekoyamato.co.jp)

配達員の負担軽減や再配達による破損事故の軽減にも繋がりますので、在宅日時のご指定は「取引メッセージ」にて必ずお願い致します。

尚、時間指定が以下の通り可能です。

・午前中
・14時~16時
・16時~18時
・18時~20時
・19時~21時

ご落札後、お支払い前又は、お支払い直後「取引メッセージ」でお知らせ下さい。


オークション情報 新品

落札価格 19,800
入札件数 1件(入札履歴
商品の状態 未使用
発送方法 宅急便(ヤマト運輸)
発送地域 静岡県
終了日時 2024年3月31日 22時40分
出品者 aki********評価
オークションID h1129979023

カテゴリ落札トレンド