仕様:2007年製EDWARDS E-SE-93R/LTボディになります。
ESP/EDWARDSのSE系、いわゆるオードドックスなストラト型モデルのシリーズになります。
型番末尾にLTとなっているのは、ラッカー・テイストの略でありその名の通りに塗装工程の最終段階にラッカーを使用しているシリーズです。
こちらにもハーフ・グロス・フィニッシュということで、ラッカーが経年変化で半艶状態に移行した風合いが表現された仕上げがなされており、62’モデルの3Tサンバーストですが、ぱっと見でも一般的なつややかなポリ塗装とは違うのがわかります。
またその他にもつばなしの22F仕様ネックを採用し、フレット1つ分ボディに深く入るディープジョイントを採用しており、1フレット分とはいえ接合断面が増えることでサスティーンや共振面でいい影響を与えています。
ボディシェイプもエルボー、ウエスト部分のカットにディープコンタードが採用され、より体にフィットしたボディ形状になっています。
とこのように、ぱっと見はビンテージリスペクトなストラト系モデルなのかなと思わせておきながら、さらなる音質面での向上のためのアップデイトがされたシリーズです。
ボディ材はアルダーを採用しており、センター合わせの2ピース構造です。
基本的には62’モデルなのでピックガードは11点止めの3Pがディフォルトですが、つばなし22Fネックなのでちょっと深めのカットのピックガードでないと加工が必要です。
造りは非常によく、かなり丁寧に造られており、この2000年代でも日本製はちゃんと造られているんだなと結構感心しました。
昨今のビンテージ崇拝や謎の価格の高騰がありますが、このシリーズってこんなに良かったんだと今更知りました。
これで17年前で97650円(税込み)とは、かなり破格の値段に感じます。
EDWARDSもモデル初期は装着パーツも微妙な割には高価であったため結構評価はいまいちでしたが、途中からFloyd Rose Originalを搭載したり(今は違います)、Seumouer Duncan PUを装着してみたりと途中からかなり良くなってきました。
ちなみに今では絶版モデルになっており、現行モデルとは内容も結構異なっています。
スペックは
ボディ材はアルダー2P。
ネックはつば無し22Fのレギュラースケール(648mm)対応。
ブリッジはシンクロ対応で、ビス間のピッチは11.2mm。
PUザグリは3シングルです。
カラーは3トーンサンバースト。
ジョイントはオーソドックスなプレート4点止め。
ネックポケットの大きさは、幅が57.3mm、深さが17.8mm。
コンディション:使用感が非常に少ない個体で、写真にあるようなサイドに打痕がある程度でかなり程度は良いです。
送料:ゆうパック100サイズ。
希少なつばなし22フレット仕様のストラト型ボディです。