IRC日本無線製の広帯域電力増幅用5極管6R-P10(中古,元箱)の4本セットです。本体のプリントが薄くなっており,形名等が良きにくいです。旧電々公社のマーク入りで,おそらく通信機器の定期保守で交換されたものと思われます。手製のgnu計で全数gmのチェックをしています。現品に緑色のシールが貼ってありますが,チェック済みの印です。元箱((出荷の箱ではないと思います)入りですが,箱には汚れや書き込みがあります。
6R-P10は多重無線通信機の中間周波増幅出力段用として開発されたものですが,ヒータ6.3V×500mA,プレート損失6.5W,A級シングル出力1Wの定格を持っており,小型ラジオの出力段などに使用できると思います。13.5mSと高gmで,12BY7Aの代わりにアマチュア無線機のドライバ段にも使用できるかと思います。だたし,最大プレート電圧や最大第2グリッド電圧が低いので,注意が必要です。なお,ピン接続が変わっており,ヒータピンが1ピンと6ピンです。
合計質量:約60g クリックポスト(¥185)での発送を予定しています。
【主な仕様】(NECのデータブック参照)
ヒータ電圧 5.7~6.9V
ヒータ電流 500mA(6.3V時)
最大プレート電圧 200V
最大第2グリッド電圧 170V
最大プレート損失 6.5W
最大第2グリッド損失 1.7W
【gm測定条件】
ヒータ電圧 6.3V
プレート電圧 150V
第2グリッド電圧 150V
第1グリッド電圧 0V
カソード抵抗 60Ω
信号電圧 0.1Vrms 1kHzサイン波
gm 13.5mS
gm判断基準 13.5×70%~13.5×140%を良品(緑マーク)とする