1913(大正2)年 国産初の腕時計としてローレルが発売されました。
以下、SEIKO Musiumの解説からより抜粋です。
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腕時計の時代の到来をいち早く見据え開発した、12型の国産初の腕時計。
世界的に腕時計が量産化され始めたのは、1891(明治24)年以降であり、遅れていた日本の時計メーカーにとっては冒険的な挑戦であった。
これによって設計技術・微細加工技術や工作機械開発が大きく進化していくことになる。
2014(平成26)年日本機械学会より、日本の機械の発展に貢献したとして「機械遺産」に認定された。
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本出品物は、腕時計だけでは販売数が足りないだろうとのことで、それまでの主流であった懐中時計型として開発されたローレルです。
12型というサイズは懐中時計としては小さいため女性用として販売されたという情報があります。
ケースは専売型というオリジナルケースで銀製品となります。
一部くすんでいますが、銀特有のくすみで磨くとシルバーの輝きを取り戻します。
機械は不動ですので、実用される方はOHなどのメンテナンスをお願いします。