監督:ルネ・クレール
主演:バリー・フィッツジェラルド ウォルター・ヒューストン
内容:
オーエン氏に招かれ、「インディアン島」を訪れた十人の男女。そこには肝心の氏の姿はなく、代わりに10体のインディアン人形が彼らを待ち構えていた。その夜、オーエン氏の指示書に従い、執事のトーマス(リチャード・ヘイドン)が1枚のレコードをかけると、十人の罪状を告げる声が……。
意図的に残された数え歌「テン・リトル・インディアン」の楽譜。その歌詞に導かれるように次々と殺人が起こり、人形も一体一体壊されてゆく。
閉ざされた孤島から脱出する船は三日後にならないと到着しない。果たして謎の犯人とは? オーエン氏の正体は?
『巴里の屋根の下』(1930)で知られるR・クレール監督による本作は、A・クリスティの映画化作品として最高傑作と名高い。