おそらく使用頻度の少なかった、非常に状態の良い個体です。
グリルクロスやキャビネットの洗浄をはじめ、主にコンデンサーなど電子パーツは測定等チェックを行いました。不安がある配線ケーブルはリプレースしたものの、交換したケーブル以外のパーツに至ってはフルオリジナルのまま、完調です!
※これがタバコ臭なのか、ほんのり昭和な家庭の香りがします・・・
※底面にキャスター取付け跡のビス穴があったため木の粉等で埋め戻しています。
※真空管は出荷時のオリジナルのままと思われ、エミッション測定結果は平均的に中程度ですが、消耗品ですので動作保証はいたしかねます。ご了承ください。
・製造は1976~1977年と思われます。【参考】最新のボリュームポット(RCA):1976年第29週製造(ちなみに、電源トランスは1965年第49週製造)
・オリジナルの電源ケーブルはまだ使えそうでしたが、経年劣化で内部まで酸化が進んでいたため、さすがに交換しました。
・真空管のヒーター電源用ケーブルを布巻き線材(緑)に、撚りまくって(誘導ハム軽減)交換しました。目もすっきりしますし、Fenderアンプのリプレース定番メニューです。
・電解コンデンサーの全数を、静電容量とESR値をチェックし、新品に近い良好状態を確認しています。
・各ボリュームポット洗浄(アルコール:いわゆる接点洗浄剤は使用していません)済み。ガリはほぼありません。
・ほぼ新品のアンプカバー付き。
・発送は佐川急便の飛脚宅配便、160サイズにて。
真空管の耐久性は別として、使用頻度にもよりますが向こう10年間はトラブルフリーで使用できそうな、実用的な一台です。
よろしくお願いします。