44年前に製造された古墨になります。
書の技量は鍛練と合いふさわしい筆墨硯紙、いわゆる文房四宝が揃って作品に結実します。
この墨は、墨運堂の百選墨を意識したとしか思えない呉竹精昇堂の命名、限定数の希少性、良質の原料を惜しみ無くつぎ込んで約270gの超大型墨となり、千寿墨の中でも特に傑出した作品です。
人が墨を磨るにあらず、墨が人(の寿命)を磨るのだと古人がうたったことを実感させるもので、磨る人に覚悟を求める品とは、こういうものを指すのでしょう。
一般的な千寿墨と異なり、漆黒の漆木箱に収まり、それを収納する化粧箱付きです。
磨る覚悟がなく、次世代に引き継ぐため、好事家の方にお譲りします。
商品の性質上現状での引き渡しになりますので、ノークレームでのお取り引きにご理解のほどよろしくお願いします。
このあともこれまで収集してきた文房四宝を出品していきますので、チェックしていただけると幸いです。