仕様:1985年製Greco JJ-2ネックです。
メタル系ギターにおいてかなり後れをとっていた当時(1985年)のGrecoが強力プッシュしていたシリーズ。
それがこのGreco JJシリーズです。
こちらはネックエンドにORDER MADEスタンプがある非カタログモデルのショップオーダーモデルで、マジックでも6101とシリアルが書かれています。
ボディの方は69番目の個体ですがこちらのネックは6101番目の個体なのでしょうね。
これはJJ-1派生モデルとして、1ハムのモデルやシンクロモデルが存在していたので、派生モデルとしての通し番号であると思います。
ミディアムスケール(628mm)24Fのジャクソン型ネックで、ポジションマークはドット、ネックからヘッドにまで及ぶバインディングがブラックボディを引き締めます。
ネックはメイプルで、スカーフジョイントではなく3ピース構造です。
指板はローズですが、染め指板ではないのでローズ本来の木目と色合いが良く出ている良材が使用されています。
またこのシリーズの前期物は3ピース構造ということもありまして、ネック裏は基本的にボディ同色に塗られておりこちらはブラックになっています。
製造はもちろんフジゲン製になります。
スペックは
材はメイプル、ローズ指板。
つばだしのミディアムスケール(628mm)24フレット。
ネックエンドはスクエア。
フレットはワイドオーバル。
ナットはカーボングラファイトナットは装着されますが、ロックナットはKahlerナットをお使いください。
ペグはGrover205を採用しておりましたので、他のロトマチックペグを使用される場合は穴開けが必要になります。
サイズ:ネックエンドのサイズは幅56.9mm、厚さ26.4mmです。
コンディション:フレット残も多く、それほど激しく使用された個体ではないものの、外観には傷がそれなりに見られます。
ヘッド:先端欠けやバインディング剥がれなどはありませんが、Grecoロゴ上部辺りにクリアの浮きなのか、それとも3弦ペグ周辺にちょうどネックの貼り合わせの個所がありそこの塗装面のクラックから派生しているような感じもあります。
ただ、補強が必要とか、そのようなわけではなく塗装面のクラックです。
これはちょっと言葉では説明が難しいので、あとで写真を載せた方がわかりやすいかなと思います。
撮影時にはほとんど気にならなかったのですが、今、出品時に見ていて、これは書いておかないまずいかなと。
指板:特に減りや傷は見られず、綺麗です。
またオーダーモデルということもあり質の良いローズ材が使用されています。
フレット:それほど激しく使用された個体ではありませんので、1Fから12F部分で7割から8割、12F以降は9割以上残っています。
ネック裏:小傷が少々ありますが、特にひどいダメージはありません。
ネックのコンディションは、特にそり、ねじれもなく、ロッドもまったく問題ありません。
メンテナンス:フレットは元々綺麗な状態でしたので、指板清掃、外観磨き、レモンオイル塗りを行っております。
送料:ゆうパック100サイズ元払いにて。
ミディアムスケール24Fと結構当時人気があったシリーズです。