新書です。 きれいなほうです。
ドイツ人住職が教える
「日本人の宗教観」の凄さ!
世界一宗教にこだわりがないと言われる日本。
他国と比較して、果たしてそんなに異常なのだろうか……?
日本には宗教間の対立がほとんどない。日本人同士は宗教のことでいっさい喧嘩をしない。
仏教と神道が争うことはない。いまの日本人はキリスト教を否定しない。
西洋人が日本人から大いに見習うべき点は、ここだろう。
そして、日本人は無意識のうちに、日常生活の中で「禅」の教えを実践している。
だから、日本人に「宗教」は要らない!
坐禅と自給自足に生きるドイツ人住職の日本人論。
キリスト教と仏教の違い、欧米と日本の宗教観の違いを分析しながら、日本人が宗教とどうつきあっているのかを解明する一冊。
【目次より】
第1章「日本人は無宗教」って、本当?
日独にみる学校教育と宗教の関係
キリスト教徒にとって、労働は「罰」
祭りや文化に神々が宿る国 他
第2章 こがすごいよ、日本仏教
日本の寺社数はコンビニの約4倍!
欧米を魅了する「日本の禅」
「ただ坐る」が意味するもの 他
第3章 ちょっと不思議な、日本仏教
お寺はかつてコミュニティの中心だった
故人を「ホトケ」と呼ぶのは日本だけ
仏教の高額な「戒名」とキリスト教の「教会税」 他
第4章 もし日本から「仏教」がなくなったら…。日本人の死生観について
日本人にとって宗教とは何か
人は死ぬとどうなるのか
先祖とのつながりこそ永遠の命 他
第5章 日本人はなぜキリスト教を信じないのか
日本の「天皇」とキリスト教の「法王」
キリスト教には「母性」がない
「隣人愛」は「憎しみ」の裏返し他
第5章 日常生活に役立つ「禅」の教え 「孤独」で当たり前
「夢」はプレッシャー
道元禅師が説く三心「貴心」「老心」「大心」 他