【未使用品】 大門名所図絵 ☆ 遊郭 花魁
☆ 素盞男神社、大観荘、稲本、松岡、長寿庵、中村観音 ☆
1.素盞男神社(名古屋市中村区日吉町) 祭神は須佐之男命。酉の市で有名
素盞男尊を祭神として、安永3年(1774年)に創建され、昭和8年に当地に遷座されました。商売繁昌、家内安全を祈願する11月の祭事酉の市(おとりさま)は開運の熊手、福招きの箕、宝船などを求める参拝者で深夜から賑います。また、7月の例祭では茅の輪(輪くぐり)が行われます。
素盞男神社と中村遊郭
大正から昭和の戦前まで中村遊廓は賑わいを見せ続けた。昭和3年と8年には花魁道中も行われた。
2.大観荘(旧料理旅館大観荘)遊郭の建物を利用した温泉旅館(都市景観重要建築物)
2003年に解体されています。
3.稲本(旧料亭稲本)中村区を代表する料亭(都市景観重要建築物)
素盞男神社の南西には、かつて「中村遊郭」という、日本最大級の遊廓が存在していました。
「稲本(楼)別館」は、中村遊郭で一番の格式を誇ったともいわれる大店です。神社と遊廓とのつながりが窺えます。
4.松岡健遊館(旧松岡旅館)遊郭の建物を利用して作られた旅館(都市景観重要建築物)
大正12年(1923年)築の妓楼建築で、当時は「本家長寿楼」として営業していたようです。
料理旅館を経て(昭和34年に修復及び増築)、今はデイサービスセンターになっています。
5.名古屋・中村遊郭の妓楼建築「長寿庵」木造建築の粋を結集した建築の一つ
現在は、名古屋・中村遊郭の妓楼建築「長寿庵」(名古屋市都市景観重要建築物等指定物件)は解体されています。
6.中村観音(白王寺)御丈8mの十一面観音菩薩様が祀られています。芸人塚もあります。
中村観音は通称。
正式名は「白王寺(はくおうじ)」で曹洞宗の寺院です。
中村観音(白王寺)
・本尊の観音像(十一面観世音菩薩)は、無縁仏の供養のために無縁仏の遺骨を練り固めて建立。
高さ8m、重さ15t
・昭和の始め、米野火葬場に放置されていた無縁のご遺骨を供養するため、
初代住職が仏師花井深嶺氏を招いて昭和4年(1929) に着工、4年後に完成。
・昔の遊郭では、病死・心中・折檻などで遊女が亡くなると、遊女は
身売りされている身なので無縁仏となりました。
・遊郭の賑やかさの裏には、悲しいが歴史あります。
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