1891年ビクトリア期のイギリスにて製作された、純銀製アンティーク懐中時計用ダブル・アルバート・チェーン。
Edwin Page 製作品。
鎖の全パーツがEdwin Pageの手によるオリジナル。
すべてのパーツに純銀製刻印有り。
盾紋章型両面フォブ付き。
総重量約 49 gm強。
極希少。
良品。
精緻で立体的なビクトリアン・リンク・デザインが実に秀逸なアルバート・チェーン。久方ぶりの入荷です。
盾紋章型両面フォブ付。
曲線が美しいツイスト・リンクと、かぎ爪をおもわせるフォルムのリンクが組み合わされた、見事なアルバート。
優雅さと凝縮美。
希少な様式。ビクトリア期に製作された英国アンティークならではの審美観が如実に体現された鎖です。
細部に至るまで手を抜くことのない緻密なディティールの徹底と、鎖全体としてのまとまりが両立した工芸美術級品。
貴族的な佇まいと存在感を有するチェーンです。
アンティーク・シルバーのもつ、落ち着いた滑らかな色味、素晴らしい質感。
全体バランスのまとまりにも優れ、カジュアルにはもちろんのこと、スーツなどの正装にもよく合うこととおもいます。
9ctゴールドが各部に美しく施された、素晴らしい出来の盾紋章型両面フォブ付き。
立体的な造り、稠密な彫りと透かし彫りが施されており、重厚でゴージャスなフォブです。
緻密な装飾が細部に至るまで施されています。
前面と同様に、背面もまた中央部のシールドが隆起したデザイン。背面のシールドはシルバー(写真3参照)。
ゴールドが施された面、シルバーが施された面をお好みで使い分けることができます。
シンメトリカルでまとまりの良い、気品あるデザインが実に秀逸。
背面には稀少な全刻印入り。
英国アンティークならではの、品格ある凝縮された美。
際立ったリンク・スタイルとの組み合わせは絶妙です。
鎖の総重量約 49 gm強。
大型の懐中時計との組み合わせにおいても位負けしない重厚で実に堂々とした、素晴らしい存在感を放つ鎖です。
手にするとずしりとくる心地よい重みがします。
約130年前前後に製作されたアンティーク品として状態の良い品であることも魅力です。
ごくしっかりとした造りをしており、実用上の強度も十分です。
鎖の全パーツが同一メーカーの手によるオリジナルです。
全てのリンクに純銀製であることを示すライオンの刻印があります。
イギリスで製造された銀製品にはホールマーク(刻印)を打つことが義務付けられており、これらの刻印から製造年、製造者(メーカー)、
製造場所(検定地)、または銀の純度などが判別できるようになっています。
本鎖Tバーの刻印は『ライオン』、デートレター『r』。メーカー刻印は『EP』。
非常に珍しいことに、Tバーから下って3番目のリンクにも同じく『ライオン』、デートレター『r』。
同様にナスカンの刻印も『ライオン』、デートレター『r』、メーカー刻印『EP』。
これらの刻印から、純銀製-イギリスのバーミンガムにて-1891年 に - Edwin Page により製作されたものと判別されます。
鎖各部の刻印一致から、当鎖の全パーツが Edwin Page の手によるオリジナルであることが識別されます。
フォブには『錨』、『ライオン』、デートレター『a』。メーカー刻印は『WHH』。
これらの刻印から、純銀製 - イギリスのバーミンガムにて - 1901年に - William Hair Haseler により製作されたものと判別されます。
オーソドックスなデザインのため様々なタイプの懐中時計との相性がよく、使いまわしに優れた鎖です。
アンティーク懐中時計とは素晴らしい組み合わせとなることでしょう。ヌーヴォー期に製作された英国アルバート・チェーンならではの、現行品には見いだしえぬ、オーソドックスな審美感が見事に体現された逸品です。
この年代のアンティーク品として通常範囲の小傷や摩耗などを除き、特に目立つ疵はなく全体的に綺麗な鎖です。
補修跡などもありません。
ナスカンはきちんと作動します。
約130年前前後に製作されたアンティーク品として、良好な状態と言えましょう。
長さ(Tバーからナスカン先端まで): 各約 31.4 cm
フォブチェーン(フォブ含む): 約 9.3 cm
Tバー : 約 4 cm
重さ : 約 49 gm強