【製品について】
ドイツイBlaupunkt社の5インチ (13cm)、シングル・コーン・フルレンジ。型番は不詳。フェライト・マグネットを薄作りのユニットで、作りや音質からして1970年代初めの製品と思われます。Pairでの出品になります。
Blaupunkt社は、ベルリンに本拠地を置き(戦後はヒルデスハイム)、1930年代、フィールドコイル・スピーカーが主流の時代から、現在まで続いている音響機器メーカーです。オーディオ全盛期には、Isophonなど、秀でた技術力をもったメーカーとの協力関係で、高い品位の音質を維持するとともに、デザイン的にも優れたスピーカー・システムを数多く生産していたことで知られています。 Isophon を初めとして他社のOEMユニットを採用することも多かったBlaupunkt社ですが、出品のユニットは同社の自社製ユニットのようです。型番及び出自が不明なため、価格は入札者様の判断にお任せし、即決価格無しの格安スタートとしています。 音質的には、ジャーマン・ビンテージらしい、比較的ドライな傾向で反応速度の速いタイプです。また、’70年代という時代がそうさせたのでしょうが、低域から高域までビンテージとしてはかなりワイド・レンジで、Hi-Fi指向が感じられます。
これだけの小型ユニットですので、サブ・システムとしてということになると思いますが、Cube Boxに納めたり、薄型の特徴を生かして壁掛けスピーカーに仕上げたりして、シングル・コーン・フルレンジならではの自然な音場で、音楽を愉しむにはよいユニットだと思います。(当方で使用した感覚では、小型の密閉箱でもつまり感はほとんど感じられませんでした。) ラウンド径13cm。取り付け寸法は、ネジ穴対角で、およそ13.75cmになっています。
【商品の状態について】
〇 画像にもありますように、フレームに金属の錆は見られますが、コーン紙やエッジ、センター・キャップなと、音質に関わる部分には、特にこれといった傷みは見られません。
〇 フェルト製のガスケットは、汚れ具合からして、片方、新しいものに貼り替えられているようです。
〇 フィックスド・エッジ特有の細かなキレットも見られないようです。
〇 DCRは揃っており(DCRからしてインピーダンスは4Ωと思われます。)、音圧差も通常の使用で問題のない範囲に収まっています。 【その他】
発送はヤマト宅急便、1ヶ口。送料着払いでお願いします。
輸送中の何らかのトラブルで、製品としての機能に問題があったり、状態が説明と著しく異なったりした場合、2週間以内に、その旨ご連絡いただければ、返品は受け付けます。
なお、同時に、趣味の音響製品を何点か出品しておりますので、よろしかったら、そちらもご覧ください。