西海岸の超貴重レーベル、ジャズ・ウエストの作品の中でも、マイルス・バンドでの同僚であり、50年代後半をともに歩んだジョン・コルトレーンの参加が本作の価値を高めている。ケニー・ドリュー~フィリー・ジョー・ジョーンズとのトリオにコルトレーンが加わった6曲は、1956年3月の演奏だけに、モンクとの邂逅後のコルトレーンの変貌との比較においても貴重。追加の3曲は、カーティス・フラー(tb)~ペッパー・アダムス(bs)が加わったピアノレスの⑧⑨と、⑦には、ローランド・アレキサンダーがピアノで加わっている。いづれも50年代のいわゆるハードバップらっし荒削りな魅力に満ちた演奏が展開される「ザ・ハードバップ・セッション」。
収録曲
01
Dexterity
02
Stablemates
03
Easy To Love
04
Visitation
05
John Paul Jones
06
Eastbound
07
Trane's Strain
08
High Step
09
Nixon,Dixon & Yates Blues
Bass Paul Chambers (3)
Drums Philadelphia Joe Jones*
Photography By William Claxton
Piano Kenny Drew
Tenor Saxophone John Coltrane
帯、ライナー付き