□商品詳細
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113ページ
編著者:北原照久
発 行:グラフィック社
発行年:1988/10/25
言 語:日本語・英語
サイズ:29.9 cm × 22.6 cm × 1 cm
【内容説明】
『 YESTERDAY OF TOYS SF&ロボット篇 』北原照久
・憧れのSF&ロボット
子供の頃、特に男の子にとってロボットやSFに関するおもちゃが憧れの的だったことに異論はないだろう。ゼンマイで単純な動きをするロポットでも、子供の目にはとても選しく強そうに見えたものだ。
このロボットという古業は1920年にK.チャペックというチェコスロバキアの作家が書いた「R.U.R」という戯曲の中に出てくる人造人間の名前として登場する。(ヨコジュンのSF塾 横田順彌者 集英社刊より)
しかし、おもちゃとしてのロボットがいつ出現したのかは、はっきりしていないのが現状のようだ。何らかの動力を利用して動く人形のような物は、かなり以前からあったからだ。
いずれにしても、おもちゃのロポットが広く親しまれるようになったのは1940年代から1960年代にかけてだろう。これはブリキのおもちゃ全般にも言えることで、この頃に全盛期を迎えている。
当時の代表的なロボットを考える時、本番のカバーの顔になっているように、やはりロビーのこと抜きでは、語れない。
1956年、MGM映画制作のSF映画「禁断の惑星」に登場したロビーは、またたくまに人気者になった。地球から他の惑星に移住した博士がそこで作ったロビーとその主役が活躍する物語で、この映画の中のロビーはそのキャラクターのユニークさ(例えば、人間の言葉を話し、感情を持ち、さらには物を食べる。)が強いインパクトとなったのか、まもなくおもちゃのロビーが誕生した。
種類は、大きさ、駆動、材質の違いで多種多様であるが、どれをとっても映画に登場するロビーのキャラクターを生かした作りになっている。このほか、映画に登場したロボットでは20世紀センチュリー・フォックス制作の「地球が静止する日」にでてくるゴートなども当時の映画に登場するロポットとしては有名だ。
このようなロビー人気の裏で他のロボットやスペース・シップなどのおもちゃ達は、一歩も引けをとらなかった。四角い大小のパーツを組み合わせただけのシンプルなものから、様々な色のライトが点滅したり、胸からミサイルが飛び出したりする複雑な構造をしたものまで多種多様である。これは、SFやロボット関係のおもちゃが盛んに作られるようになった時代、すでに製作技術がめざましく発展していた時期で、メカニックなものはもちろんプリキ板への印刷技術も向上し、計器類まで細部にわたって印刷されている。
シリーズものもたくさん作られた。特に日本ではテレビや漫画の影響が大きく、鉄人28号や鉄腕アトムなどが当時の子供たちの心を捕え、様々なバリエーションが作られた。
しかし一方では、生産コストを下げるためか同じ型を使用してプリントや、小さなパーツを変えて数タイプのロボットやロケットが作られていたりもした。
このように様々な変革を遂げてきたロボットやSFのおもちゃたちも現在では、テレビ・ゲームなどにその主役の座をあけ渡してはいるものの、形や材質を変えながらもおもちゃの題材として根強い人気を誇っている。これは人間にとって未知なるものへの憧れや探究心が恒久的なものとして潜在しているからに違いない。
【状態】
表紙等に薄スレ、小キズ、ヨレ(表紙カバー上部)、僅かなヤケ・シミ(主に天)等のイタミがありますが、問題なく見れます。
古本としては標準的な状態だと思います。
よろしくお願いします。
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