ランパントクラシックの軍用5 1/2アーティラリー、コルトSAA1stジェネレーションUSアーミーリボルバーとなります。
このアーティーラリーモデルの歴史上における所以と特徴
19世紀末、1895年から1903年にかけてすでに製造されたコルトSAA軍用71/2モデル(いわゆるキャバルリー、騎兵隊)のうち、16897挺が米国コルト社とスプリングフィールド・アーモリー社との間で修理、磨き直され、その多くがバレルを51/2インチに切り詰められた。これら磨き直されたSAAのうち相当数が1898年の米西戦争の際にアメリカ軍砲兵隊に支給されたことから、コレクター用語としてこの16897挺がアーティラリー(砲兵の意)と呼ばれるようになった。このようにこの軍用51/2モデルはいわゆるリビルト品であったため、各パーツのシリアルナンバーが揃っていない「ミスマッチ」が多く存在したのも特徴の一つである。シリアルナンバーが揃っているモデルはかなり希少であり、コレクターの間ではかなりの高値で取引されている。
今回の出品のモデルは、この歴史上総数的には希少であるが比較的存在数があったミスマッチモデルとなる。
アメリカ西部のガンマンの中でもシビリアンモデルと比較しバレルが長いことから命中精度が高いこのアーティラリーモデルを携帯する者もいた。
そのアーティラリーの歴戦練磨の感じを再現したのがこの銃となります。
ランパントクラシックの数ある非金属SAAの各種モデルの中で最も重い重量を誇るのがハンマーロックライトであり、そのモデルを基にして、SAAの魅力を十分に知り尽くしたカスタマーにより再現されたのがこの出品モデルです。一切内部機構や形状に手を加えず、外観塗装によりのみエイジドカスタムされたものです。そのセンスの凄さとリアル度の高さを画像にてご確認ください。見た目だけでもその重量感とリアルさ渋さに感動されることと思います。
ランパントクラシックの元箱、添付書類、カートは揃っております。動作状態も問題ないものと思われます。
発送は宅急便となります。
追加説明
軍用5 1/2インチモデルでは、軍用SAAの特徴であるインスペクター(製造検査官)刻印及びプルーフマーク(P)刻印の仕様について、事実上存在したDavid F.Clak氏(イニシャルD.F.C)が手掛けたものをモデルアップしています。
(2024年 3月 16日 0時 21分 追加)
出品の品があまりにも重く、またリアル度が高い塗装技術のためか、違反申告がありますので補足説明させていただきます。ランパントクラシックの発売当時のカタログ、説明書からの抜粋です。
本製品は質感、重量感をさらに高めるよう新素材であるハンマーロックライトを採用し、ランパントクラシックでの初の塗装仕上げ(サルキーコーティング).手習い彫刻によるフルマーキング等、主に観賞用として製作しました。
初採用のハンマーロックライトはタングステン配合樹脂で比重が12という驚異の重量を持っています。しかし、他の素材と同じ強度でも重量があるために万が一落としたり、固いものにぶつけたりした場合に大きな力が加わることになり、破損につながる場合もあるのでお取り扱いには十分に気をつけてください。
とのことです。要するに重い、固いとう特徴がありますが、その反面、衝撃を吸収し難いところがあるので、破損につながることがあるので気をつけてください。
後はリアルな塗装技術が優れているためという理由だと思います。