サイズ:約50x18x17mm
重量:約100カラット
産地:Marambaia, Cara, Minas Gerais, Brazil.
鉱脈が枯渇したブラジルのマランバイア地域からのアクアマリンと長石の共生標本、表層、中層海水から深海、さらに深淵のように色合いは次第に深まる結晶は濃色を特徴とするブラジル産だけでなく、今まで集めたアクアマリンの中で最も濃厚な色合いに呈する個体で、さらに一枚の真っ直ぐな長石完全結晶は浮遊する流木のようにアクアの内部から浮かび上がり、その奇妙な海景色と目が眩む発色を持つブラジリアン・サンタマリアカラーアクアマリンの極濃色単結晶標本です。アクアマリン結晶のイメージ通り、非常に端正な六角柱に呈する結晶は立派な5センチ、約100カラットに達し、注目すべき複雑な結晶面が立体的に晶出するダイヤモンドカット型の優美な錐式頂部を含め、滑らかな全結晶面は光を強く反射します。結晶は表層、中層海水から深海、さらに深淵のように色合いは次第に深まり、標本最大の特徴である中段から底部までの色合いは濃色を特徴とするブラジル産だけでなく、今まで集めたアクアマリンの中で最も濃厚なディープサンタマリアカラーに呈します。表層と中層海水が凝縮されたような標本の上部に、一枚の真っ直ぐな長石完全結晶は浮遊する流木のようにアクアの内部から浮かび上がり、ダイヤモンドカット型頂部の中心に形成された窓口からも長石結晶の内包された完全たる産状が確認でき、UVライトで直管電灯のように強く蛍光します。最も特筆すべきことはなんと言ってもこのアクアマリンの発色の限界すら感じられ、目が眩むような群青の結晶と内包鉱物が作る奇妙な海景色で、眺めるとまるで海淵からの呼び声が聞こえるようなブラジリアン・サンタマリアカラーアクアマリンの極濃色単結晶標本です。
ブラジルのミナスジェライス州北東部の都市テオフィロオトニ北50kmに位置するマランバイア渓谷はブラジリアンベリルの古典産地で、19世紀初頭に発見されたこのペグマタイト地域に数ヶ所の採鉱ポイントが存在し、それぞれ歴史に残る巨大かつ美しいアクアマリン結晶の個体が採掘されました。1910年にパパメレ鉱山からブラジル産最大とされるアクアマリン結晶が採掘され、巨大なサイズだけでなく、結晶全体がカット品質で、重量は550,000カラットに達した伝説的なアクアマリン結晶で、発見当時の世間は鉱物標本への関心がなく、結晶の一部は宝石にカットされたが、現在のニューヨークにあるアメリカ自然史博物館に残されたこの結晶の一部が展示され、当時の面影が伺えます。次に1930年代に“ヘリックス・アクア”と呼ばれる螺旋状の内包物が確認できる24センチの宝石質結晶が発見され、ドイツの宝石彫刻の街、イダー・オーバーシュタインのマスター・カッター一族のヘルマン・バンク氏の元蔵品で、現在ではテキサス州のペロット自然科学博物館に展示されています。そして1954年に地域東部のファゼンダムクリ鉱山で30キロを超える濃色結晶が発見され、当時のミス・ブラジル栄冠を手にした女性の名前にちなんでマルタ・ローチャ・アクアマリンに命名され、サンタマリアという呼び名が普及されてない時代にマルタ・ローチャとは最上の発色を持つアクアマリンの代名詞です。パイオニア鉱山は1967年に1メートルを超えたフルカット品質の結晶が採掘され、明けの明星を意味するエストレラ・ダ・アルヴァに命名されたこの結晶もほとんどカットされ、結晶の僅かな部分しか残っていません。マランバイア地域の鉱脈は1980年代にすでに枯渇し、ブラジルの数多くの緑柱石鉱山同じ、現在では残された鉱脈からズリ石が採掘され、ブレスレットなどのアクセサリー加工に利用しています。アクアマリンの最高峰と言われるサンタマリア・アクアマリンは元々ミナスジェラス州に位置するサンタ・マリア・デ・イタビラシティー周辺の1950年代に発見された鉱脈から採掘した濃色結晶に限りますが、現在ではサンタマリアカラーは純粋な濃い青の色調を意味する宝石の判断基準として使われ、主産地はアフリカのモザンビークになっています。こちらの標本は鉱脈が枯渇したブラジルのマランバイア地域からのアクアマリンと長石の共生標本、表層、中層海水から深海、さらに深淵のように色合いは次第に深まる結晶は濃色を特徴とするブラジル産だけでなく、今まで集めたアクアマリンの中で最も濃厚な色合いに呈する個体で、さらに一枚の真っ直ぐな長石完全結晶は浮遊する流木のようにアクアの内部から浮かび上がり、その奇妙な海景色と目が眩む発色を持つブラジリアン・サンタマリアカラーアクアマリンの極濃色単結晶標本です。アクアマリン結晶のイメージ通り、非常に端正な六角柱に呈する結晶は立派な5センチ、約100カラットに達し、注目すべき複雑な結晶面が立体的に晶出するダイヤモンドカット型の優美な錐式頂部(画像7)を含め、滑らかな全結晶面は光を強く反射します(画像3,4,10)。結晶は表層、中層海水から深海、さらに深淵のように色合いは次第に深まり、標本最大の特徴である中段から底部までの色合いは濃色を特徴とするブラジル産だけでなく、今まで集めたアクアマリンの中で最も濃厚なディープサンタマリアカラー(画像10)に呈します。表層と中層海水が凝縮されたような標本の上部に、一枚の真っ直ぐな長石完全結晶は浮遊する流木(画像5)のようにアクアの内部から浮かび上がり、ダイヤモンドカット型頂部の中心に形成された窓口(画像9)からも長石結晶の内包された完全たる産状が確認でき、UVライトで直管電灯のように強く蛍光します(画像6)。最も特筆すべきことはなんと言ってもこのアクアマリンの発色の限界すら感じられ、目が眩むような群青の結晶と内包鉱物が作る奇妙な海景色で、眺めるとまるで海淵からの呼び声が聞こえるようなブラジリアン・サンタマリアカラーアクアマリンの極濃色単結晶標本です。長年付き合っているブラジルの宝石商の友人の元コレクションで、本人の要望とブラジルの治安情勢の理由で氏名をネット上に公開できませんが【ブラジル宝石鉱物コレクション】シリーズにオリジナルラベルを付属致します。
この度、コレクション整理のため出品いたします、この機会を是非お見逃しなく。
注意事項
※写真は白熱灯/UVライト環境で撮影しております。
※天然石のため、多少のヒビや欠け等のダメージがあります。
※お使いのモニターにより写真と実物で色が異なる場合がございます。
※サイズや重量に若干のズレがある場合がございます。
※台座やミネラルタックは付属しません。
不明点につきましては、ご購入前にご確認をお願い致します。