星空観察に最適やっと梅雨も終わり、何度か使用することができましたのでレビューします。まず、晴天下での遠景についてですが、全く着色や収差のないクリアでヌケのよい像にびっくりしました。高台から数キロ先の工場群や洋上に浮かぶ船舶などを眺めましたが、細部までくっきりと美しく見えます。ただ、ピントが浅いようで、わりと頻繁にピント合わせを行う必要があったのですが、そもそも星見用なのですからこれはマイナスにはならないでしょう。広い視界周辺での像の崩れについても同様です。本番の夜空観測では、上述の「マイナス」は全く気にならず、かなり等級の低い星まですっきりと観察することができます。月も立体的に細部まで見え、感動的です。ニコン7×50とも見比べてみたのですが、少なくとも星空観察においては同等、もしかしたら色かぶりがないだけこちらの方が優秀といえるかもしれません。新製品のUFもそろそろ発売されるようで心が動きますが、星空観察目的ではとりあえずは本機を末長く使用していきたいと思っています。
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