四個の鬼面の形は全く同じですが、色が違っており、また見込の絵にも違いがあります。
写真右下の薄い土色の鬼面をした盃の見込みは珍しいものです。巫女と思われる女性が小さく描かれ、その上に「新こん旅行ハ出雲へおいで 縁をむすぶの神の国」と書かれています。布志名焼は島根県松江の焼物で、近くの出雲大社の土産物として売られていました。この盃は、その土産物盃の一つだったのでしょう。
茶色と薄い黄色の盃の見込は、お多福面が見込み全面に手書きされています。細部は異なりますが、明らかに同じお多福の面相が描かれています。
濃い黄色の盃の見込は、少し斜め向きのお多福面さ底に小さめに描かれています。
大きさは、大凡口縁径50㎜、高さ25㎜で、一般の盃と同じ程度です。
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