「メンゲルベルクの戦中テレフンケン録音を最も優れた音質で聴くことができるLP」として熱心な音盤蒐集家の間で語り草となっていた知る人ぞ知る幻の名盤が、1950年代初頭の米Capitol/Telefunkenによる一連のリリースです。
その再生音は驚異的なレンジの広さと明瞭さで、1950年代以降のLP録音と何ら遜色ないほどです。メンゲルベルクとコンセルトヘボウによる独テレフンケン録音は日本のキング、独テルデックその他さまざまなレーベルから復刻・再発されていますが、再生音の質に関しては米Capitol盤が群を抜いて優れており、非常に状態の良いオリジナルシェラック盤と同等かそれ以上のハイファイ音でこれらの歴史的名演を聴くことができます。ぜひ試聴ファイルでその驚異的な再生音をご確認下さい。
今回の出品はメンゲルベルクの十八番としてあまりにも有名な「悲愴」ですが、本品はLP時代からCD期に至るまで長らく日本その他の国で販売されていた1937年録音と1941年録音の混合盤ではなく、全楽章が純正な1941年録音です。
米Capitol/Telefunken P-8103 33回転盤
マトリックス&スタンパー:P-8103-Y10 10 - 51//P-8103-Z-5 12 - 51
<ディスクの状態>
最初期米盤ですので紙スレ、微小キズはそれなりにありますが大きく音に出るものはありません。1950年代初頭ヴィンテージ盤としては良好な部類に入ります。盤の材質に由来するスクラッチノイズが常時乗ります(試聴ファイルでご確認下さい)。
<ジャケットの状態>
角や縁に若干の傷みありますが1950年代前半のヴィンテージ盤としては保存状態は極めて良好。表面、裏面にペンで数字の書き込みあり(画像参照)。
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