露MELODIYA カステリスキー(pf) ショパン：バラード、ノクターン、子守歌、マズルカ、ポロネーズ 素晴らしきショパンの落札結果

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露MELODIYA D27473-4 カステリスキー(pf)の演奏で、ショパン：バラード他。オリジナル。

・第一面…バラード第1番、2つのノクターン(Op.15-1,2)、2つのマズルカ(Op.30-3,4)。

・第二面…バラード第2番、子守唄、ポロネーズ5番。

ショパンにおいて繊細を装った演奏と真に繊細な演奏との違いはどこにあるのか。自己を音楽へと没入させる深度の違いでしょうか。容易に安っぽい演奏へと堕してしまうこの領域において、カステリスキーは真に繊細なショパンを奏でることのできる稀有な人です。1941年生まれ、ネイガウスの最後の弟子。息子のスタニスラフにも師事しました。1960年第6回ショパンコンクールで5位入賞、しかしこのレコードに刻まれている詩情はそれ以上のものです。バラード第一番の闇のなかに仄かな香りが立つ。風に舞う花びらのニュアンス。類まれなる繊細さにこちらの耳の感度が変わります。ノクターンには心が通っていて、口数少なく愛を語るよう。マズルカの苦しみに満ちた顔、その懊悩がふと舞いへとつながって悩ましい香りを漂わせる。バラード第2番ではまるですぐそこでピアノを弾いているよう。録音のリアルさではなく、奏者が無垢なまでに心を開いて音楽と交わっているからでしょうか。珍しくカステリスキーの声が漏れ出ていて、まるで往年の大奏者のよう。からだ全体で神意に応えている。音楽に浸っている。この人は本物の詩人なのです。

盤質：盤面溝ともとても良い状態。美品～ほとんど備品。

ジャケ：きわめて良好。

【盤質評価】全面視聴してから出品しています。区分は以下のものを採用しておりますが、必要に応じて詳しく説明するようにしています。

美品(Ｍ)：新品並みの状態。

ほとんど美品(ＮＭ)：極浅い擦れや軽微な傷。

きわめて良好(ＥＸ)：年相応の擦れや浅傷。ひどいものはなし。

良好(ＶＧ)：擦れや傷などが目立つ。＊音溝が活きてなければ出しません。

■丁寧に梱包して送ります。またトラブルなどには誠実に対処いたしますのでよろしくお願いいたします。