『イタリア史』シリーズ第2巻 (全2分冊揃い)。
c1974年。セット函入り (本体取り出し用の布製リボン付)、カバー付属。天緑。
函に若干ヤケやスレ・部分的にスレ剥げや薄いくすみ汚れ等、経年による傷みがあります。
カバーにややヤケやスレ・一部にシワやシミ・1ヶ所に小裂け、
小口に斑点状の小シミがあります。
本文は特に問題はありません。
●内容
本書は、ローマ帝国末期の危機から18世紀直前に至るまでのイタリア文化史を、
政治・社会・制度・技術まで含めた広義の「文化」として捉え直す意欲的な研究書。
都市国家、外国支配、教皇国家という複数の歴史条件が併存したイタリアの特異性を軸に、
中世からルネサンス、バロックへと至る長期的な変容を描き出す。
豊富な図版も見どころで、農耕や養蜂、手工業、祝祭や仮装、
コンメディア・デッラルテ (即興仮面喜劇)、戦争や都市の光景など、
当時の生活世界を具体的に伝える細密な図像が随所に収録。
文字史料だけでは捉えきれない社会の感触を視覚的に補い、文化史としての奥行きを
与えている点が魅力です。
●主な目次訳
・文化規範の崩壊 4~7世紀
・ギリシア=ラテン文化の難破
・ボエティウスとカッシオドルス
・修道院文化と封建世界 8〜12世紀
・フランク世界へのイタリアの編入 (カロリング帝国とイタリア)
・アッシジのフランチェスコと小さき兄弟会
・托鉢修道会と在俗信徒の宗教生活
・14501650年:二世紀にわたる三つのイタリア
(都市国家イタリア・外国支配下のイタリア・教皇国家イタリア)
・ルネサンス:常に定義され続ける概念
・イタリア・ルネサンスを学ぶヨーロッパ
・バロックをどう見るか
・科学:不十分な天秤 (科学は万能ではない)