こちらはアフリカ大陸のモロッコ・ブルマーヌのジュラ紀中期の地層、エル・メルス層群(El mers group)から産出した極めて貴重な剣竜類ステゴサウルス科・ダケントルルス亜科のアドラティクリット・ボウラファ(Adratiklit boulahfa)の母岩付きのスパイク化石です。
アドラティクリットは、エル・メルス第二層や第三層から産出する剣竜類として2020年に記載されたばかりであり、同時代には竜脚類のアトラサウルスや同じ装盾類のティレオサウルス、スピコメルスと生態系の一員でした。
この化石はモロッコの化石に精通したフランスの方から購入したもので、ヨーロッパでも稀少なダケントルルス亜科の化石は日本で入手する事は最も困難な恐竜の一つです。
化石のサイズ(母岩を含む)
長さ,10cm×11cm
厚さ,6.5cm
重さ,500g
スパイク部分
長さ(最大),8.2cm