・1948年(昭和23年)頃に米国PHILCO社が製造販売したAM/FMラジオです。型名は48-482です。
・木製キャビネットに収められた大型の据置式ラジオです。FMとAM(中波・短波)の受信が可能です。中波放送はプリセットされた6局をワンタッチ選局できます。
・操作ツマミは左上①音量調整、左下②BASS、右上③ダイアルによるチューニング、右下④TREBLEです。中央に並ぶ押し釦は左から⑤電源OFF、⑥中波プリセット1、⑦プリセット2、⑧プリセット3、⑨プリセット4、⑩プリセット5、⑪プリセット6、⑫中波(ダイヤル選局)、⑬短波、⑭FM です。
・背面からFM用アンテナリード線が伸びています。
・大きさは、幅51センチ、高さ31センチ、奥行き31センチ程度です。重量は10Kほどあります。
・真空管構成は3本のGT管のほかはすべてロクタル管で、7W7,7F8,7H7,7B7,7H7,6SQ7-GT,
FM1000,6V6-GT,5Y3-GTです。
・FMの受信周波数は米国仕様そのままで88~108MHz程度です。ワイドFMを聞くには最適です。
・AMは内蔵のループアンテナで十分な感度があります。FMはリード線をACコードにからませるだけで十分な感度があります。
・キャビネットは清掃してきれいな状態ですが天板には歳相応のキズがあります。ツマミはオリジナルです。裏蓋はオリジナルの形状が分からないのでそのままにしています。
・劣化した部品の交換・調整、キャビネットの清掃、補修の後、1週間ほど鳴らしてほとんどの不具合に対処しているつもりですが、長期にわたる動作保証はできません。到着したときに受信しない場合は無料で再修理を行います。
・なお、セット内部の様子は修理記で詳しくご覧いただけます。私のホームページoomaguro.life.coocan.jp/radio/index.html(httpで始まるURL)の案内をご覧ください。このラジオの他、多数のセットの修理記を掲載しています。またホームページには連絡できるメールアドレスも記載しています。
・発送はゆうパック 着払い(郵便局持ち込み)を予定しております。
(2024年 3月 24日 17時 39分 追加)
・真空管の訂正です。AM検波・低周波増幅用として6SQ7-GTではなく、ロクタル管の7B6が刺さっています。