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Buffet Cramponのクラリネット、CONTINENTALEです。
シリアルから調べた所1969年製のようです。
60年代から70年代辺りにかけてR-13の派生モデルがいくつか出ていたようで、こちらはその一つ。
調べた限りでは、R-13に対し暗めの甘いトーンを持つようチューンされ、室内楽に適したモデルであるという文献を目にしました。
当方ギター等の弦楽器は嗜みますが管楽器は専門外の為専門店にて点検して頂きました。
まず上管のバレル側と下管のベル側の繋ぎが緩かったのでコルクジョイントの交換。
上下管の繋ぎは緩くありません。
画像ではコルクジョイントの半分辺りまで凹んだ感じになっていますが、これはケースが全分割して収納するタイプでは無いので、コルク交換後半挿しで収納したのでこのようになっています。
繋ぎはしっかりとしており問題ありません。
ベルとバレルを分割収納できず、コルクのへたりが早くなるのでそこを気にするのであればケースを交換するなりした方が良いとご助言頂きました。
修理引取後はベルとバレルを外した状態でケースから出して保管しています。
次にA/Dリングキーのタンポ交換。ここは欠損していましたので同素材の物で付けて頂きました。
その他のタンポは劣化はあるが、現状まだ使える状態との事で交換していません。
一つ虫食いがあるタンポがあるようですが、タンポの側面で僅かなので使用自体は支障無いそうです。
各キーのオイルアップ。全体的にはスムーズな動きでしたが少々渋い箇所があったので各部行って頂きました。
あとは諸々点検して頂き、特別破損等の不具合も無く音もきちんと出る状態との事です。
この年代の物としては外観状態も良好。当時物ならではのおそらく染めの入っていない材の色味風合いも質の良さを感じますし、隙間の薄汚れやくすみなどはありますがキレイな方だと思われます。当方ではサッと乾拭きしたのみでオイルを塗るですとか特別な事はしておりません。
管内もザッと目を通しましたがキレイだと思います。
半世紀以上を経てこのコンディションなので、手入れ保存状態も良かった物と推測します。
各キーも劣化やくすみ等は少なめと感じます。程良いメタルパーツの色艶も保たれ点検調整して頂いたので動きも良好と思われます。
当方は奏者では無い為、音質や良し悪しは言及できませんが、調べた限りではR-13と同グレードの仕様のようです。
R-13は世界的定番モデルのようで潤沢な中古市場があり、ピンキリで状態価格共に幅広くチョイスできると思いますが、このCONTINENTALEはほとんど見かけず流通は僅か。この派生モデルシリーズの中でも最も玉数が無いという印象です。
おそらくなかなかにレアな個体になると思われるCramponの逸品をどうぞ。
もう何点か画像をアップしましたのでご覧下さい。
https://drive.google.com/drive/folders/1BHYvze-z-t8ytAwqs4Cx2cfIX2EP7rjF?usp=share_link
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製造年:シリアルからすると1969年製
付属品はハードケース、Vandorenの5RVマウスピースとリード数点(1つのみ使用済みであとは未使用のようです。)Cramponのリガチャーとキャップです。
発送時は前述したようにベルとバレルを全分割収納できませんので半挿しにてケースに入れます。
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外観は年代物としてはキレイな状態が保たれていると思います。
前述しましたように、専門店にてジョイントコルク、タンポの交換、キーのオイルアップ、各部点検等行って頂いてます。
オーバーホールは行っておらず、使える状態で最小限にという内容なので、シビアなコンディション調整を求める場合は必要に合わせご対応して下さい。
当方専門外の為、見落としや判断ミスもあり得ますので現状販売にてお願い致します。
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